料理家の先生がつづるお料理ブログ

料理家の先生が、レシピや料理の情報について、ブログを連載!毎週更新していきます。
レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」

ナスラックKitchenの「料理ブログ」で日々のお料理を楽しく!
「料理ブログ」では、料理の専門家による料理に関する豆知識や季節の食材などをご紹介しております。
また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

  • 小
  • 中
  • 大
  • 東建グループ公式姉妹サイト
  • クックドア Facebook
  • クックドア Twitter
  • クックドア Instagram
  • クックドア 写真から施設検索

動画一覧はこちら

*
*
*
  • グルコック
  • クックドア

2016年9月の記事

こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今年もあっという間に後半戦ですbroken heart
と言うことで、上半期の食のトレンドランキングについて今日はお話しましょう

Google社が今年4月に発表したFood Trends Report(フード・トレンド・レポート)では、アメリカ国内で検索された食に関するキーワードについてのトレンドを、6つのカテゴリに分けています。

上昇傾向にあるワード(Riser/ライザー)と、下降傾向にあるワード(Decliners/ディクライナーズ)に大きく分けられ、さらに継続的に検索されているもの(Sustained Riser/サスティエンド ライザー)や、季節性によって注目が高くなっているもの(Seasonal Riser/シーズナル ライザー)、一時的に検索頻度が上がっているもの(Rising Stars/ライジング スターズ)と、各傾向を3つのカテゴリに分類したトレンドが発表されます。

今後のトレンドを知るカギはやはりRisers(上昇ワード)です。
上半期のトレンドでは、全体的に健康を意識した食品が多いように感じました。


例えば、Sustained Riser(持続上昇ワード)ですが、最初に挙げられているキーワードはRamen(ラーメン)
つまり日本のラーメンでしたが、この他にリガトーニやビビンパ、リングイーネなど料理名が並ぶ中、私が一番気になったのがアンキュアド・ベーコン(Uncured Bacon)です。

通常のベーコン(cure bacon/キュア・ベーコン)との大きな違いは、製造方法にあります。
通常のベーコンの作り方は、亜硝酸ナトリウムなどの化学物質や添加物を使って作られるのが一般的で、肉のやわらかさが残っています。
一方のアンキュアド・ベーコンは化学添加物を使用しない代わりに、セロリ塩(セロリの種と塩を混ぜ合わせた物)を多く使用して作ります
大量に塩を使うためとてもしょっぱく、また肉質が硬いので、キュア・ベーコンのつもりで買うとびっくりしてしまいます。
アンキュアド・ベーコンを購入するときは、くれぐれもご注意下さい

 


その他に、Seasonal Riser(周期的上昇ワード)を見てみると、日本でおなじみのBitter Melon(ビターメロン)、つまりゴーヤがなんとランクインしていますbroken heart
ビタミンC、カルシウム、鉄分、食物繊維などが含まれた、栄養豊富な食材として注目を集めています。

また、日本で流行するのは、少し難しいかもしれませんが、ぐっと話題を集めたのがOvernight Oats(オーバーナイトオーツ)です。

これは、メイソンジャーなどにオートミールを入れて牛乳やヨーグルトなどに浸けて一晩冷蔵庫に置いただけの物
翌朝にはオートミールがやわらかくなっているので、あとはお好みでフルーツやナッツ、ジャムなどをトッピングして混ぜながら食べるだけです
とても簡単なのに、ヘルシーでおいしい朝食メニューになるのですよ

少し前に流行したジャーサラダに似た雰囲気があり、見た目がとっても可愛いので、アメリカでは女性を中心に人気を集めているようです
オートミールが主食として一般的ではない日本で、ジャーサラダのように注目を集められるのか……。
興味深いところですね


さらに、Rising Stars(急騰ワード)にはターメリックや、ジャックフルーツ、カリフラワーライス、サワードゥブレッド(天然酵母パン)、ヴィーガンドーナツなどが上がっていますenlightened
日本ではなかなか聞き慣れない食材もあるので、一部をピックアップしてご紹介しましょうyes

●ターメリック
日本ではウコンと呼ばれています。
スパイスや漢方薬としてなじみがあり、消化機能促進や肝機能強化、美肌効果があるとされ注目が集まっています。

●ジャックフルーツ
別名パラミツ(波羅蜜)とも言い、東南アジア、南アジア、アフリカ、ブラジルで栽培されている果実です。
熟すと甘みが強く、粘り気のあるモッタリとした口当たりをしています。
熟す前の物は野菜として料理に使われることもあり、生食の他に揚げたり煮たりするのだそうです。
日本ではあまりメジャーではありませんが、東南アジアやアフリカなどでおなじみのフルーツです。

●カリフラワーライス
カリフラワーを細かく刻んでオーブンで焼いてお米のような感覚で食べる物で、日本でもすでにダイエットに良いと話題になりました。
糖質が制限できるだけでなく、ビタミンCやビタミンB群、鉄分、カルシウム、食物繊維が摂れるとあって、ニューヨーカーを中心に人気となりました。

ヴィーガンドーナツ
ヴィーガンとは完全菜食主義者のことで、ベジタリアンの中でも一切酪農製品を食べない人たちを指します。
そんなヴィーガンでも食べられるドーナツは、動物由来である卵や牛乳、ゼラチンなどを使っていません。
すでに日本でも昨年からスターバックスなどで販売が始まっています。


今年前半にアメリカで注目された食のトレンドを、改めて見てみましたがいかがでしたか?
どことなく健康を意識した食材が多くトレンドになっており、アメリカでは今なおヘルシー志向が高いのが見て取れますね

さて今年の後半、日本ではどんな物が話題になるでしょうか。
アメリカのトレンドの流れを汲むのか、日本独自のトレンドの流れとなるのか、楽しみです


今回は、注目ワードのひとつだったゴーヤを使ったお手軽レシピ「二色ゴーヤのツナ和え」をご紹介します。
おなじみの緑ゴーヤと、少し珍しい白のゴーヤを使った色味のきれいな簡単サラダです。
栄養もたっぷりですので、ぜひお試し下さい
 


 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で二色ゴーヤのツナ和えのレシピをチェック!

野上 優佳子先生

吉田 由子先生 2016/09/26

軟水と硬水


こんにちは!管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。

秋めいてきたとは言え、まだまだ残暑が厳しいですね
秋の運動会を控えて、連日練習をしている学校も多いことと思われます。
この時期は、案外汗をかいて体が乾きやすいので、しっかりとした水分補給が大切です。

水分補給の飲み物に適しているのは、何と言っても「水」でしょう。
人が生きていくためには水が不可欠です。

どうせ必要な水分ならば、体にとって良い物を摂りたいところ
最近流行している「水素水」も、そういった面から注目されているのではないでしょうか。

水素水を飲用すると、活性酸素を抑制したり、美肌に良かったり、アンチエイジング効果があるなど、様々な効果が期待できるとされています。
しかし、商品によっては科学的根拠に乏しく効果を得られない物もあるようですので、購入するときは注意して下さいね

さて、水素を多く含んだ水素水とは別に、水の成分に注目すると、水には大きく分けて「軟水」「硬水」という種類がありますmail
その違いは硬度によって分けられ、硬度とは水1,000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものです。
WHO(世界保健機構)の基準では、硬度が120mg/L以下の物を「軟水」、120mg/L以上の物を「硬水」と定めています。

ヨーロッパや北米では「硬水」が多いのに対し、日本の水道水はほとんどが「軟水」です。
軟水は硬水よりも、口当たりが軽くてまろやか、体への吸収が良い、料理の使用に適しているとされています。

公益社団法人日本水道協会のデータによると、日本全国の平均硬度は50.916mg/Lとなっています
硬度は、地域によってかなり違いがあり、最も硬度が低いのは愛知県の26.476mg/Lで、最も硬度が高いのは沖縄県の84.006mg/Lです。
※これらは平均値で、貯水池によって差があります。

このように、軟水の中でも硬度に違いがあり、関東と関西で好まれる出汁(だし)が違うのは、「水の硬度」が原因のひとつと言われていますbroken heart
地域性による出汁の好みについては、昆布の流通経路が関係しているとか、地域住民の気質の問題だとか諸説ありますが、水質の違いが関連していることも有力な説のひとつです。

一般的に、関東はかつお出汁と濃い口しょうゆ、関西は昆布出汁と薄口しょうゆの味付けが主流です。
関東は関西に比べて水の硬度が高く、硬度の高い水では昆布から旨みが抽出されにくいため、魚の出汁を使い、魚の臭みを和らげるために濃い口しょうゆを使うようになったと言われていますenlightened

ちなみに、緑茶を入れる水は、旨みを抽出しやすい軟水が適しています。
硬水は、緑茶などの旨みを味わうお茶には不向きな反面、香りを楽しむ紅茶やジャスミン茶などを入れるのに向いているのです。


水質の違いは、国や地域で分かれる食文化の違いに、密接なかかわりがあるようです。
最近は、インターネットを介して様々な硬度の水が手に入りますので、飲み比べたり、用途によって使い分けたりするのも楽しそうですね


さて今回は、炭酸水を使ったレシピ「フルーツティーソーダ」をご紹介します。
市販されている甘い味の炭酸飲料は、想像以上に砂糖がたくさん入っている物が多いので、手作りして甘さを調節することをオススメします。
ビタミンが豊富なフルーツたっぷりで、デザートとしても楽しめます。
炭酸のシュワッとした感触が、リフレッシュに最適です
ぜひお試し下さいyes



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でフルーツティーソーダのレシピをチェック!

吉田 由子先生


こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

私は本屋さんに行くと、今どんな料理本が売れているか必ずチェックしますheart
ここ数年、「作り置き」のレシピ本が目を引きますねbroken heart
きっと仕事や学校で忙しい人にとって、毎日の食事をおいしく短時間でこなすには、作り置きした常備菜が大きな助けになるからでしょう。

韓国では昔から、常備菜(長期保存できるおかず)を総称して「ミッパンチャン」と言い、各家庭の冷蔵庫に必ずあります。
ミッパンチャン=オモニ(おふくろ)の味と言われる程、韓国の人にとってなくてはならない物です。

韓国の常備菜で代表的な物と言えばキムチ、ナムル、チャンアチ(漬物)など。
日本と同様に共働きの家庭が増えているため、すぐにご飯が食べられる常備菜の存在がとても大きいのです

今回ご紹介するミッパンチャンは、日本人には耳慣れない「カンテンジャン」です。
日本語に訳すと「カン=強い」「テンジャン=味噌」で、「味の濃い味噌」を指します。


日本の家庭料理における味噌汁のように、韓国ではスープが食卓に上り、中でもテンジャンスープが高い頻度で登場します。
日韓で馴染みの深い味噌ですが、それぞれ味噌の種類や製法が違うので、調理の仕方も変わりますenlightened

日本の味噌汁は、具材を煮込んでから味噌を溶き入れますが、韓国のテンジャンスープは食材と一緒に味噌を煮込みます
これは、加熱すればする程、テンジャンの味わいが深くなるためです。

この特性を活かして作るのが、カンテンジャンです。
カンテンジャンは、テンジャンスープよりもさらに煮込んで汁気を少なくして作ります。
とても塩気が強くなるため、保存性が高く常備菜になります。

食べ方は、熱々のご飯の上に生野菜とカンテンジャンを載せ、ビビンバのように混ぜて頂きます。
カンテンジャンの塩辛さは、ご飯と生野菜に合わせるとちょうど良い塩梅になるのです
韓国で、ご飯がすすむ料理を「ご飯泥棒」と言いますが、まさにカンテンジャンはご飯泥棒です


韓国人は日本人よりも野菜の摂取量が約2倍多いという統計があります。
改めて韓国の料理を思い浮かべてみると、野菜を豊富に摂取できる料理がたくさんあるように思います。

今回ご紹介したカンテンジャンもそのひとつで、濃い味付けのため、ご飯と一緒に野菜をたくさん摂れるので、自然と野菜を食べる量が多くなるのでしょう。
常備菜を利用することで、手軽においしいだけでなく、健康的な食事にもなるのですね

韓国独自の食材でなくてもカンテンジャンは作れますので、この機会に作ってみてはいかがでしょうか?
おすすめですよyes

そこで本日のレシピは「肉味噌ビビンバ」をご紹介します。
今回ご紹介するレシピは本場のカンテンジャンよりも味噌の量を少なめにして、日本の方に食べやすい味に仕上げました。
残った肉味噌はそのまま食べる他に、麺類に絡めたり野菜と炒めたりと様々な料理に利用できる便利な一品です。
ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で肉味噌ビビンバのレシピをチェック!

本田 朋美先生

こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。

日々、子供たちと料理をしていて感じることがあります。
それは、料理には学校などで習う様々な知識が、ぎゅっと凝縮されているのではないかということです。

料理を学ぶと言うと、一見すれば栄養に関してや調理方法、味付けの仕方などを学ぶと思いがちですが、実は料理から得られる知識はそれだけに留まりません。

例えば学校で「円を四等分にするにはどうしたら良いですか?」といった、図形の分割を習ってきたとしましょうenlightened
小さな子供では特に、文字だけではなかなかイメージが湧かない子も多いと思います。
そこでニンジンを輪切りにした物を用意します。
ニンジンならば実際に切って見せてあげることが可能ですので、目の前で十字に切ってみましょうyes
すると十字に切ったニンジンと、円を四等分した図形が同じ形になるはずです
こうやって、文字だけでは想像が難しいことも実際にやってみると、イメージできて「分かった!!」に繋がります

このように食材を分割することは算数の勉強になります。
また産地を知ると社会科の勉強になりますし、焼くことや煮ることなどの調理は化学反応を応用しているため理科の勉強にもなります。
料理をする際、どういったアプローチで料理を考えるかによって、様々な知識が身に付いていくのです。
 


その他にも、料理は自分で考える力を身に付けるのにも役立ちます。
料理をするときは常に、「次に何をしなければいけないか?」を考えて行動した方がスムーズに作業が進みます。

しかし、人間は指示されたことをこなすのは比較的簡単にできるのですが、自分の力で考えて行動することは慣れていないとなかなか難しいもの
今どう動くべきか、何をしたら良いのかといったことは意識して考えないと、一朝一夕では身に付きません。

そのため私は、子供たちと料理をするときにはできるだけ指示はせず、みんなに考えてもらい、それから動いてもらうようにしています。
小さい頃から自分で考えて動くクセを付けてあげることで、自発的に動く能力が自然と身に付くからです
また「自分で考えてできた!!」という感覚が掴めたとき、本当に楽しそうな笑顔が見られるので、こちらも嬉しくなります

子供主体で動くと多少時間がかかり、遠回りのような気がしますが、急がば回れ。
勉強でも考え方でも、身に付いたことは自分からできるようになるので、時間があるときはちょっと待つ姿勢でお子さんと料理を楽しんでみると良いですよ


料理に限らず、ひとつのことを学ぶとそれが違う分野にも繋がっていることは多いです。
得た知識が別の場所で活かせるのが分かると、勉強(学び)がより楽しくなります
子供たちだけでなく、横断的な学びは大人になっても続いていきますので、料理からその楽しさを知ってもらえると嬉しいです


さて今回は、「ニンジンとジャガイモのカレー風味サラダ」をご紹介します。
ポテトサラダをアレンジしたメニューで、比較的手軽に作れるようにレシピを考えました。
ぜひ、お子さんに「次に何をしなければいけないか」を考えてもらいながら、一緒に作ってみて下さいねyes
 


 



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でニンジンとジャガイモのカレー風味サラダのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

前へ 料理ブログトップへ戻る 次へ

このページのトップへ

ナスラックKitchenの「料理家の先生がつづる料理ブログ」は、料理家の先生が料理(レシピ)キッチンに関するお役立ち情報をつづるブログです。
旬の食材を活かしたレシピや、食材の活用法、料理でのおもてなし作法など、料理に関する情報を発信しています。料理家の先生方の個性が織りなす多彩なブログをお楽しみ下さい。
料理好きな方だけでなく、これから料理を頑張りたい方も、ぜひ「料理家の先生がつづる料理ブログ」をご愛読下さい。