ショウガ 果菜類

熱帯アジア原産のショウガは、3世紀頃に日本に渡来し、古くから香辛料や薬として利用されてきました。
茎の一部が肥大した塊茎を食用とし、塊茎のサイズで大ショウガ・中ショウガ・小ショウガに分類されます。スーパーなどで売られているのは、主に大ショウガ。収穫時期によって呼び名が変わり、初夏に塊茎が小さくやわらかいうちに収穫した物を「葉ショウガ」、秋に塊茎ごと掘り上げて収穫した物を「根ショウガ」と言います。その中でも、その年に採れた新鮮な物は新ショウガと言い、皮までやわらかく辛みもまろやかなので、甘酢漬けなどにして生食が可能。

一般的に市場に出回る根ショウガは保存して乾燥させた物で、辛みが強く繊維質でかたいのが特徴です。「ひねショウガ」と呼ばれることもあります。

栽培カレンダー

時期の色分け:植え付けの時期追肥の時期収穫の時期
ショウガの栽培カレンダー
地域の色分けについて
温暖地沖縄・九州・四国
中間地中国・近畿・中部・関東
寒冷地北陸・東北・北海道

上記の地域区分は目安としてお考え下さい。
標高や地形、年次変動によって同一地域でも気候条件が変動します。
お住まいの地域に合わせて栽培して下さい。

ショウガを作るのに必要な資材
  • 苦土石灰
    苦土石灰
  • 完熟牛ふん堆肥
    完熟牛ふん堆肥
  • 化成肥料
    化成肥料

ショウガを育てるコツ

熱帯生まれで高温多湿を好むショウガは、暑さには強いものの乾燥は苦手。
乾燥が続く梅雨明け後は、株もとに敷きワラをして水分の蒸発を防ぎましょう。
連作を嫌う性質があり、同じ土で栽培する際は間隔を4〜5年あけるようにします。

ショウガの植え付け

タネショウガは、傷やカビのない物を選びましょう。1片に芽が2〜3個ずつ付くように、節のところで割っておきます。小さくしすぎると、発芽のための栄養分が不足したり、割った部分から腐ったりするので注意が必要です。

植え付けの1週間前に、苦土石灰100〜150g/㎡をまいてよく耕しましょう。植え付け当日は栽培スペースの中央に深さ20〜30cm、幅15cmの溝を掘り、堆肥2kg/㎡と化成肥料100g/㎡をまき、土を10cmほど埋め戻します。

この方法は「溝施肥」と呼ばれ、ゆっくりと肥料が効くことから、栽培期間の長いショウガにおすすめ。埋め戻した土の上に、タネショウガの芽を上にして30cm間隔で並べ、残りの土を戻し入れます。芽が出るまで水やりは不要です。

ショウガの管理

追肥・土寄せ

植え付けの1ヵ月後から月に1回、化成肥料30g/㎡を追肥します。株もとにワラなどを敷いて乾燥を防ぎましょう。

ショウガの収穫

葉が5〜6枚の頃に収穫できる葉ショウガは、株もとを押さえてタネショウガから折り取り、葉を切り落とした塊茎部分を食用にします。根ショウガは、葉が黄色く枯れてきたら株ごと掘り上げて収穫。端から必要な分だけを抜けば、そのつど新鮮なショウガが楽しめます。収穫は霜が降りる前に済ませましょう。収穫後は、寒さや乾燥を避けるため冷蔵庫には入れず、新聞紙などに包んで13〜15℃の場所で保存するようにします。

ショウガ

ショウガの病害虫

ネコブセンチュウ

体長0.5〜2mmほどの細長い糸状をした虫で、土の中を移動して根に寄生。被害を受けた株では根こぶや根の分岐が見られることから、その名が付いたと言われています。また、成長が遅れたり収穫量が減少したりすると言った被害もあり、連作を避けることで予防が可能。

アワノメイガ

体長5mm〜2cmほどで黄白色をしたイモムシ状の幼虫が茎や根に侵入し、内部を食害。被害を受けた株は、枯れたり途中から折れたりします。侵入してしまうと駆除するのは難しく、被害を確認したら早めに除去しましょう。

根茎腐敗病

カビの一種が引き起こすウイルス病で、土壌や水を介して感染します。葉鞘の地際部や幼芽に水が浸みたような病斑ができ、やがて腐敗。株の地上部分は黄褐色となり、倒れるか立ち枯れ状態になります。予防のためには畑が冠水・浸水状態にならないよう気を付け、症状が見られたら早めに抜き取って被害の拡大を防ぎましょう。

栄養価

辛味成分のショウガオールやジンゲロールには、血行を良くして体を温める働きがあり、冷え性対策に効果があると言われています。香り成分のジンギベレンやシトロネラールには、消臭効果や食欲増進などの働きがあるとされ、ニンニクやネギと並んで肉や魚料理の薬味としてもお馴染み。

また、新陳代謝を活発にするなどの作用もあると言われ、風邪予防や風邪症状の改善にも効果的とされています。葉ショウガには、血圧の上昇を抑える作用があると言うカリウムも豊富です。

料理レシピを見る
多度農園ガーデニングブログ
東建多度カントリークラブ・名古屋にある「多度農園」では、季節の野菜を育てています。ぜひチェックしてみて下さい。