ブロッコリー 花菜類

肥大化した花蕾と花茎を食用とするアブラナ科の野菜。ギュッと締まった花蕾は甘みがあり、広がる葉が養分を作って花蕾に送るので栄養価もたっぷりです。
サッと茹でてサラダにしたり、マリネや炒め物にしたりと調理のバリエーションも豊富。
ブロッコリーと中国野菜をかけ合わせて生まれた、わき芽を食べる「茎ブロッコリー」や、新芽を食べる「ブロッコリースプラウト」などもあります。
原産地は地中海沿岸地域と言われ、日本へは明治初期に入ってきましたが、広く普及したのは第二次世界大戦後。生育適温は20度前後と冷涼な気候を好み、花蕾が肥大化し始める頃には特に暑さに弱くなるため、真夏を除いた春及び秋が栽培適期です。

栽培カレンダー

時期の色分け:植え付けの時期追肥の時期収穫の時期
ブロッコリーの栽培カレンダー
地域の色分けについて
温暖地沖縄・九州・四国
中間地中国・近畿・中部・関東
寒冷地北陸・東北・北海道

上記の地域区分は目安としてお考え下さい。
標高や地形、年次変動によって同一地域でも気候条件が変動します。
お住まいの地域に合わせて栽培して下さい。

ブロッコリーを作るのに必要な資材
  • 苦土石灰
    苦土石灰
  • 完熟牛ふん堆肥
    完熟牛ふん堆肥
  • 化成肥料
    化成肥料
  • 防虫ネット
    防虫ネット

ブロッコリーを育てるコツ

花蕾を大きく育てるには、できるだけ外葉を大きく育てることがポイント。株自体が小さいと小さな花蕾しかできません。
そのために、まずは土作りが大切です。完熟堆肥などの有機物を十分に施しましょう。栽培期間が長いので、畝(うね)の中央に元肥をまく「溝施肥(みぞせひ)」が適しています。
害虫の被害を避けるため、植え付け直後から防虫ネットをかけて予防しましょう。以前にアブラナ科の植物を植えた場所があれば、そこを避けて植え付け場所を準備します。

ブロッコリーの植え付け

植え付けの2週間前に苦土石灰(くどせっかい)100g/㎡を散布し、よく耕します。1週間前には、堆肥(たいひ)2kg/㎡、化成肥料200g/㎡を散布し、土に混ぜ込みましょう。
植え付け当日は、幅60~70cmの平畝(ひらうね)を作り、株間40~50cmをあけて植え穴を掘り、水をたっぷり注ぎます。
水が引いたら苗を植え付け、株もとを押さえて土と根鉢を密着させましょう。植え付けてすぐに、畝(うね)全体へ防虫ネットをトンネル状にかけ、害虫の侵入を阻止します。

ブロッコリーの管理

追 肥

花蕾が形成される前に、いかに株を大きくするかで花蕾の大きさが決まるため、植え付け後の追肥・土寄せが重要。植え付けの2週間後から2週間に1回、化成肥料30g/㎡をまいて土寄せをしましょう。

水やり

土が乾いていたら、しっかりと水をやります。夏に植え付けをする場合は特に乾燥で根付きにくいので、水を切らさないよう注意が必要。

除 草

雑草や枯れ葉は病害虫の温床になりやすいため、見つけたら取り除きましょう。

ブロッコリーの収穫

ブロッコリー花蕾の直径が15cmほどに成長したら収穫の適期。やわらかい茎も食べられるので、短く切ってしまわず茎を長めに取り、包丁などで収穫します。余分な葉は切り落としましょう。
中央の花蕾を収穫後、下の方から出てくるわき芽を収穫できる品種もあります。側花蕾の直径が5~6cmになったら、つけ根をハサミなどで切り取って収穫しましょう。 気温が上がると病害虫に侵されやすいので、なるべく早めに片付けたほうが無難です。

ブロッコリーの病害虫

ブロッコリーで特に気を付けたいのが「ヨトウムシ」。葉が食害に遭うので、見つけたら捕殺しましょう。その他にも、「アオムシ」「アブラムシ」「コナガ」などに注意が必要です。

ヨトウムシ

卵が葉裏に産み付けられ、ふ化直後は群棲して葉肉部を食害。成長するにしたがって分散し、昼間は茂みや土中に隠れていますが、夜間になると勢いよく葉をかじり食べ尽くしてしまいます。ふ化直後、葉裏に群棲しているときに捕獲して取り除きましょう。

アオムシ

モンシロチョウの幼虫で、体長1~3cmの緑色の虫。葉物野菜を食害し、大小様々な穴をあけます。成虫が葉裏に産卵するので、被覆資材をかけたり薬剤を散布したりすることが効果的です。見つけ次第、捕獲して取り除きましょう。

アブラムシ

コマツナ、チンゲンサイ、ハクサイ、キャベツ、ダイコンなどアブラナ科の野菜に発生しやすい害虫。新芽や葉に群生して汁を吸い、ウイルス病を媒介します。見つけたら捕獲して取り除きましょう。

コナガ

体長5~10mmの、黄緑色をした蛾の幼虫。ふ化して20日あまりで成虫になりますが、葉の裏側の葉肉のみを食害し、半透明の食害痕を残します。見つけ次第捕殺するか、水をかけて溺死させる、薬剤を散布するなど早めに対策しましょう。

栄養価

コリコリとした食感と鮮やかな緑色が、サラダやシチューなどの彩りにぴったりのブロッコリー。栄養素もぎっしり詰まっている優秀な緑黄色野菜です。鉄分の吸収を助けてくれるビタミンA、エネルギーの代謝を高めてくれるビタミンB、疲労回復や抗酸化作用、貧血予防などが期待できるビタミンC、そして血液循環を高めてくれるビタミンEなど、ビタミン類を豊富に含みます。

特にビタミンCはレモンよりも多く含まれていると言われ、カロテン、カルシウム、カリウム、ミネラルなども豊富。茹でることでビタミンCが水に流れ出てしまうため、効率的に摂取するには、蒸したり電子レンジで加熱したりして食べるのがおすすめです。

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多度農園ガーデニングブログ
東建多度カントリークラブ・名古屋にある「多度農園」では、季節の野菜を育てています。ぜひチェックしてみて下さい。