ルッコラ 葉菜類

ルッコラは、地中海沿岸を原産とするアブラナ科の野菜。ピリっとした辛味やクセになる苦味、食欲をそそるゴマのような香りが特徴です。

調理方法は、イタリア料理のパスタやピザによく使われる他、炒めて肉料理の付け合せにしたり、さっと茹でてお浸しにしたりと、非常に多彩。なお、栽培途中に間引いた葉はベビーリーフと呼ばれ、サラダの材料に重宝します。

また、ルッコラは栽培期間が短く育てやすいため、家庭菜園で人気です。たくさん作ってパスタやサラダで頂きましょう。

栽培カレンダー

時期の色分け:種蒔きの時期追肥の時期収穫の時期
ルッコラの栽培カレンダー
地域の色分けについて
温暖地沖縄・九州・四国
中間地中国・近畿・中部・関東
寒冷地北陸・東北・北海道

上記の地域区分は目安としてお考え下さい。
標高や地形、年次変動によって同一地域でも気候条件が変動します。
お住まいの地域に合わせて栽培して下さい。

ルッコラを作るのに必要な資材
  • 苦土石灰
    苦土石灰
  • 完熟牛ふん堆肥
    完熟牛ふん堆肥
  • 化成肥料
    化成肥料
  • 防虫ネット
    防虫ネット

ルッコラを育てるコツ

害虫の被害を防ぐため、春蒔きでは防虫ネットをトンネル状にかけて栽培します。
初夏に地下茎から花だけを付ける茎(花茎)が伸びてきたら、早めに摘み取りましょう。
花茎が伸びると、葉や茎がかたくなり、おいしさが損なわれてしまいます。

ルッコラの種蒔き

種蒔きの1週間前、畝を作る予定地に、100g/㎡の苦土石灰、3ℓ/㎡の堆肥、100g/㎡の化成肥料をまいてよく耕し、幅約40cmの畝を作成。種蒔き当日、畝の中央に深さ1cmのまき溝を作ります。溝を作るときは、支柱などを土に押し当てるようにすると簡単です。
なお、まき溝を2列以上作る場合は、畝幅は約60cmとし、条間は約30cm以上開けましょう。
次に、まき溝に株間1cmで種をまき、少量の土で薄く埋め戻して手のひらで表面の土を軽く押さえます。ハス口を付けたジョウロでたっぷりと水を与えて作業は終了です。

ルッコラの管理

防虫ネット

春蒔きの場合は、防虫ネットを設置します。トンネル用の支柱を50~60cm間隔で畝をまたぐように立てたところに、防虫ネットをかけて両端を留め具で固定しましょう。ネットの裾に土を盛って、隙間ができないようにするのが重要。さらにネットの上からも支柱を渡して押さえます。

間引き

双葉が完全に開いたら、最初の間引きを行ないます。株間が3~4cmになるよう、生育の良い株を残して間引きしましょう。種蒔きから約1ヵ月後、2回目の間引きを行ない、株間を4~5cmに広げます。間引く際は、外側の葉から順次切り取り、日当たりと風通しを良くします。

追 肥

追肥は2回目の間引き後から、2週間に1回のペースで行ないます。株の周囲に30g/㎡の化成肥料を施しましょう。

土寄せ

間引きのあとは、残した株が倒れないように、両側の土を軽く株元に寄せます。

水やり

ルッコラは多湿に弱い野菜です。そのため、水は土が乾燥したときにだけ与えましょう。

ルッコラの収穫

草丈が20~25cmになった頃が収穫適期です。ルッコラの収穫方法は二通り。
株元からハサミで切る方法と、株を残して外葉を摘み取る方法です。 前者は株ごと採るため一度の収穫量が多く、後者は株が残るので再度収穫が可能。 使いたい量に応じて、収穫方法を選びましょう。

ルッコラ

ルッコラの病害虫

コナガ

葉を食害する蛾の仲間。成熟幼虫は体長10mm程度と小さく、農薬に強い性質を持っています。対策には、種蒔き直後から防虫ネットをかける他、畝の周囲に麦類や白クローバーを植えて天敵のクモを増やすのも有効です。

アオムシ

モンシロチョウの幼虫。食害量が多く、葉の軸だけを残して丸坊主にしてしまうこともあります。対策には、畝の両側にレタス類を栽培して成虫の産卵を抑制する他、防虫ネットも有効です。

アブラムシ

新芽や葉に集団で寄生して吸汁する害虫。ウィルス病を媒介する場合もあります。水をかけて洗い流すか、発生初期に殺虫殺菌剤や殺虫剤を散布して駆除しましょう。発生前に不織布などで株を覆うことでも対策できます。

栄養価

ルッコラには、ビタミンC・Eやカルシウムが豊富。ビタミンC・Eは免疫力を向上させ、カルシウムは骨を丈夫にしてくれます。また、間引き菜のベビーリーフは、ミネラルの含有量が高いことが特徴。特にサラダにして生食すれば、加熱による栄養素の損失がないためミネラルをより効果的に吸収できます。
間引き菜からも栄養が摂れるルッコラは、無駄のない効率的な野菜。余すことなく食べて、健康に役立てましょう。

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多度農園ガーデニングブログ
東建多度カントリークラブ・名古屋にある「多度農園」では、季節の野菜を育てています。ぜひチェックしてみて下さい。