お役立ち情報
料理やキッチンに関する豆知識や裏ワザなどをご紹介します。
キッチンのお手入れ・収納
清潔で、気持ち良く料理ができるキッチンにするためには、日頃のお手入れや掃除が不可欠です。大掃除のときに慌てないためにも、毎日手軽にできる「キッチンお手入れ術」をご紹介します。
キッチンの掃除がいき届いているかは、ガスレンジや換気扇を見れば分かります。油汚れの中でも特に、掃除がしにくく、頑固な汚れが付いてしまう場所です。
汚れが頑固になってしまわないように、日頃使い終わったあとのお手入れをすることが大切です。
ガスレンジ
ガスレンジまわりに付く汚れの大半は、吹きこぼれや油ハネです。特に、ガスレンジの受け皿や五徳(ごとく)は、こまめにお手入れをしていないと、頑固な油汚れがこびりついてしまいます。

- 余熱で温かいうちに拭く
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油汚れは、熱が冷めてしまうとガスレンジにこびりついてしまいます。使い終わったあと、熱で汚れがゆるんでいるうちにサッとひと拭きすると、お湯拭きだけで簡単に汚れが落ちますので、こまめにお手入れすると良いでしょう。
お手入れの際は、やけどをしないように気を付けましょう。
- 落ちにくい汚れには台所洗剤や重曹を使用
- 汚れがガスレンジにこびりついて落ちにくい場合には、台所用中性洗剤を雑巾に含ませて拭くと良いでしょう。また、重曹を雑巾に付けて磨いてもきれいになります。細かい部分については、歯ブラシを使うと便利です。
- 頑固な汚れは「付け置き洗い」で解消
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ガスレンジの受け皿や五徳(ごとく)などに付着した頑固な油汚れを落とすには、まず、台所用中性洗剤を入れた容器にひと晩付け置きしましょう。そして、浮き上がった汚れを、金属たわしやクレンザーを付けたスポンジでこすり取ります。
汚れが取れたら洗剤を水で洗い流し、水気を十分拭き取ってから、ガスレンジに取り付けます。
ガス栓
ガスレンジの近くにガス栓がある場合は、意外と見落としがちな場所です。油汚れやホコリが付着しやすいため、注意が必要です。
ゴム管と元栓に付いた汚れは、水で薄めた中性洗剤を付けた雑巾で拭き、その後水拭きをするとキレイに落ちます。
なお、ゴム管は、ひび割れなどがなくても3~5年を目安に交換しましょう。
換気扇

換気扇の油汚れを放置しておくとホコリと油汚れが結合して落ちにくくなり、さらには換気機能の低下を招いてしまいます。
換気扇のお手入れをする前には、必ず換気扇のスイッチを切り、コンセントがある物は抜いておきましょう。また、故障の原因になるため、モーター部分には水や洗剤を絶対にかけないように注意します。
換気扇の掃除では、「付け置き洗い」をすることが多いですが、素材や洗剤によっては、長時間付け置きした場合に、変色や塗装のはがれなどのトラブルが起こることもあります。
「付け置き洗い」をする場合には、長時間放置せず、ある程度の時間が経ったら、必ず洗剤を洗い流すようにしましょう。
- フード部分は台所用洗剤で拭く
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換気扇のフード部分は、週に1回程度、中性洗剤で拭き掃除をしましょう。特に汚れが気になる部分には、中性洗剤を薄めた物を含ませたティッシュペーパーを貼り付け、15~30分間放置しておきます。
その後、お湯で軽く絞った雑巾で拭き、洗剤を落とします。仕上げに乾拭きをすると、見違えるようにキレイになります。
- フィルターは台所用洗剤で「付け置き洗い」
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汚れやすいフィルター部分は、3ヵ月に1回程度、「付け置き洗い」をしましょう。
まず、フィルターを取り外し、キッチンペーパーを巻いて中性洗剤を水で薄めた液をスプレーします。
汚れがひどい場合は、ゴミ袋などにぬるま湯で薄めた中性洗剤を注ぎ、フィルターをその中に入れて30~40分付け置きします。汚れが浮かび上がってきたら、スポンジや歯ブラシでこすり洗いしたあと、洗剤を水で洗い流します。
フィルターは、十分に乾燥させてから、本体に取り付けます。
- ファン部分も「付け置き洗い」がおすすめ
- 換気扇のファン部分も、フィルターと同様、3ヵ月に1回程度の「付け置き洗い」が必要です。
まず、取り外したファンの羽の部分をティッシュペーパーで包み、中性洗剤を薄めた物をスプレーしておきましょう。そして、15~30分付け置きし、その後、お湯で軽く絞った雑巾で洗剤を拭き取ります。
ファン部分もフィルターと同様、完全に乾いてから、本体部分に取り付けます。
- 本体は台所用洗剤で拭き掃除
- 取り外すことのできない換気扇の本体は、水で薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で拭き、その後、固く絞った雑巾で水拭きをして洗剤を取り除きます。最後に、乾拭きをして仕上げましょう。
- 市販のフィルターやコート剤で汚れを予防
- 換気扇のお手入れをしたあとには、コート剤やワックスなどを塗っておくと、汚れが付着しにくくなります。
また、フード部分に、不織布(ふしょくふ)などでできたフィルターを取り付けておくと、汚れが付きにくくなり、今後のお手入れが簡単になります。