お役立ち情報
料理やキッチンに関する豆知識や裏ワザなどをご紹介します。
テーブルマナーの心得
北京・上海・広東・四川と各地域独自の味を持ち、奥深い魅力で世界中の人を惹き付けてやまない中華料理。基本的なマナーを身に付けて、賑やかな時間を思いきり楽しみましょう。

中華料理は、ワイワイ賑やかに食事を楽しむことが最も大切とされています。 基本的に、大皿に盛り付けた料理を大勢で食べるスタイルなので、全員が平等に食べられるよう、分量を考えて自分の分を取りましょう。
料理は、まず主賓に勧めます。目上の方が主賓の場合やテーブルを囲む人数が多い場合は、主催者が取り分けるとスムーズに食べ進めることができるでしょう。
取り分けるときは、立ち上がったり身を乗り出したりせず、取り皿を大皿の近くに置いて取ります。その際、なるべく盛り付けを崩さないようにしましょう。
また、自分の箸で取ること、自分の皿に取った料理を残すことはマナー違反です。
中華料理の構成
料理内容は、前菜・大菜・点心の3つに大きく分けることができます。大菜はメインとなる料理で、予算に応じて何皿か出され、味の薄いものから濃いものという順に食べます。
点心は軽食(春巻き・シュウマイ・蒸し餃子など)やお菓子(杏仁豆腐や饅頭など)のことです。
回転テーブルの扱い方から料理の食べ方まで、中華料理を楽しむ上で注意したいポイントをご紹介します。
箸を使って食べる点は和食と似ていますが、食器の使い方など、日本とは形式が異なる点もありますので注意しましょう。

回転テーブルの正しい作法
大皿料理を食べやすいよう考えられた回転テーブル。料理が運ばれてきたら、まず主賓から先に取り、そこから時計回りに取って行きます。料理を取っている人がいないか確認し、声を掛けてからゆっくり回しましょう。
回転部分は大皿料理や調味料を置く場所なので、各自のグラス、倒れやすいビール瓶、食べ終えた皿などを置いてはいけません。
レンゲの扱い方
レンゲの上の方の溝に人差し指を当て、親指と中指を添えて持ちます。スープ、チャーハン、デザートなどを食べるときに使用します。
食器の扱い方
食器は手に持たず、テーブルに置いて食べます。また、料理の味が混ざることを避けるため、一品ずつ取り皿を替えます。何枚替えてもかまわないので、足りないときは遠慮せず、店員さんに持ってきてもらいましょう。
おいしく食べるコツ
- スープ
- レンゲを使用し、器を口元へ近づけて飲まないようにしましょう。レンゲの厚みでスープがすくいきれないときは、残しても失礼にあたりません。
- 小籠包
- レンゲに乗せて箸で皮を破り、出てきたスープを先に飲んでから少しずつ食べます。直接口に入れると、中のスープでやけどすることもあるので注意しましょう。
- 北京ダック
- 広げた薄餅(ボーピン)に、北京ダックひと切れを乗せて味噌をぬり、さらにネギ・キュウリなどを乗せて汁がたれないよう、袋状に折り曲げて巻きます。