こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
寒い季節、キッチングッズで活躍するものに土鍋が挙げられますよね。
土鍋は韓国にもあり、韓国語では「トゥッペギ」と言います。
日本のような大鍋よりも、一人前用や二人前用の小さいサイズが充実していて、使い勝手が良いです
韓国では、チゲなどの鍋、ご飯、煮物、スープ、茶碗蒸しなどの加熱に使用し、季節を問わず大活躍。
日本でも土鍋でご飯を炊いたり、煮物に使ったりする方はいらっしゃると思いますが、茶碗蒸しは意外でしょう?
韓国の茶碗蒸しは蒸し器では作らず、トゥッペギに卵液を入れて直火で仕上げるんです。
土鍋の特長は、やはり保温性です
直火で調理ができ、一度沸騰すると冷めにくく、火を止めてからも熱々が続きます。
韓国では、以熱治熱(イヨルチヨル)といって、暑い季節には熱い料理を食べるのが、健康維持に有効だと言われています。
汗をかくことで血行が良くなるからです。
韓国に冷え性の人が少ないのは、食べ方も大きく影響しているんですね。
また、料理を小皿に取り分けて食べることが少なく、ひとつの鍋を大勢で囲み、各自がスプーンでそのまますくって口に運びます。
土鍋は、韓国食文化にマッチしたものなんですね!
お値段は高くありませんし、小さな土鍋は本当に便利ですので、一家にひとつあってもいいと思います