こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国の方と一緒にお酒を飲むと、宴会が延々と続きます
食の共有を大切にしている、お国柄の現れですね。
お酒をたくさん飲んだ翌朝は、スープを飲んで胃腸をいたわります。
韓国では二日酔い覚ましのスープを、総称して「ヘジャングク」と言います。
ヘジャンは「解腸」、グクは「スープ」を意味します。
ヘジャングクは胃腸を整えて、消化を良くするので、二日酔いにはぴったりの一品
代表的なヘジャングクに、「干しダラスープ」があります。
数年前に美肌スープとしてテレビで話題になり、コリアンタウンのスーパーからは、干しダラとスープの素が飛ぶように売れました。
本来、干しダラスープはアルコールを分解するアミノ酸が豊富なので、美肌よりも二日酔いに効果を発揮します
この他のヘジャングクには、豆もやしのスープ、牛の内臓スープ、腸詰めスープ、貝のスープなどがあります。
ヘジャングクを一口飲むと、胃がすっきり。
食欲が増してくるので、クッパにするとご飯もしっかり食べられます
日本のコリアンタウンで、ヘジャングクを看板に掲げているところは少ないのですが、本場では専門店がたくさんあります。
特に、韓国の食の都と言われている全州は、豆もやしのスープが有名で、二日酔いではなくても、とてもおいしく頂けます
さて、今日は自宅でも簡単に作れる、豆もやしのスープの作り方をご紹介致します。
基本の味はシンプルですが、白菜キムチ、韓国のり、卵などを入れて、自分好みにアレンジしてみて下さい