こんにちは。
料理家の吉田由子です。
まだまだ肌寒い日が続きますが、少しずつ春の気配が感じられるようになってきました
さて、春に旬を迎える果物の代表と言えば「イチゴ」ですよね
そのまま食べてもよし!お菓子にしてもよし!お料理にしてもよし!?
最近は、イチゴを料理に使うことも流行っているようで、イチゴをだしで煮込んだ「フルーツ鍋」という物もあるそうです
「イチゴ」に含まれる栄養素の中で、注目すべきはなんと言ってもビタミンCの含有量の多さです。
イチゴは、100gあたりビタミンCが62mg含まれています。
大粒のイチゴ6〜7粒で、成人の1日の所要量(100mg)をまかなうことができる量が含まれています。
ビタミンCは、粘膜を保護し風邪を予防してくれる効果や、ストレスから身体を守ってくれる効果、新陳代謝を高めてシミ・ソバカス・肌荒れから肌を守ってくれる美容効果も期待できます。
またイチゴの赤色は、ブルーベリーなどと同じアントシアニン系のポリフェノールですので、活性酸素を抑制し、アンチエイジング効果も期待できます
ただ、イチゴには少し気がかりな点があります。
生産者さんによって、減農薬、無農薬に取り組んで栽培されている物も多くあるので一概には言えませんが、イチゴの残留農薬が心配という方もいらっしゃると思います。
昔は「イチゴは塩水で洗うと農薬が落ちる」と言われていたようですが、塩水ではかえって農薬を染みこませてしまう結果になります
イチゴを洗うコツは、ヘタを付けたまま、流水ですすぐように洗うことです。
長い間水に浸けておくと、せっかくのビタミンCが溶け出してしまいますので、短時間で洗うことがポイントです。
栄養価の面から言うと、ビタミンCやポリフェノールは熱に弱いので、イチゴは生のまま頂くのが一番!
旬の今、たくさん頂きたい果物ですね