こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
最近、洋菓子やパンに「米粉」を使った商品をよく見かけるようになりましたね。
皆さんも一度は、米粉を使った洋菓子やパンを召し上がったことがあるのではないでしょうか?
中でも米粉を使ったパンは、しっとりもちもちした食感がクセになるおいしさで、ハマる方も多いようです
そこで今回は「米粉」の豆知識についてご紹介します。
「米粉」とはその名の通り、お米を粉状にした物です。
和菓子を作るときに使われる「上新粉(じょうしんこ)」や「白玉粉(しらたまこ)」も米粉の一種で、日本では古くから米粉を活用してきました。
しかし、昔から使われていた米粉は粒子が粗く、用途が限られていました。
ここ数年で米粉をさらに細かくする製粉技術が発達し、洋菓子やパンにも使える粒子の細かい米粉が普及し、幅広い分野で使用されるようになったのです。
小麦粉の代わりに米粉を使用することで、様々なメリットがあります
その最たるものは小麦アレルギーの人が、米粉ならば食べることができるということです。
小麦アレルギーは、小麦に含まれるグルテンという物質に反応し起こります。
一方で米粉はデンプンが主成分のため、グルテンが含まれておらずアレルギーを引き起こしにくいのです。
小麦アレルギーで洋菓子やパンを一切食べられなかった人も、米粉が原料の物なら安心して食べることができます
また、食生活が多様化するにつれ、日本のお米の消費量は年々減少。
なんとお米の消費量は平成26年には、昭和40年の半分以下にまでなってしまいました
しかし米粉をパンや麺など様々な加工食品に利用することで、さらなる消費減退を食い止め、お米の消費量アップに繋がるのです
他にも、米粉は小麦粉に比べて油の吸収率が低いので、天ぷらなどの衣に使うとカロリーを抑えることができ、冷めてもサクサクとした食感が楽しめます
さて、少し米粉に興味が湧いてきましたでしょうか?
ほとんどのレシピで、小麦粉を米粉に置き換えれば「米粉の」洋菓子やパンができます
ただし、パン作り用の米粉にはグルテンを加えている物があるため、小麦アレルギーの方が米粉を購入する際には、「グルテンフリー」の物を選んで下さいね。
米粉を洋菓子やパンに使った場合、味に大きな差はなく、小麦粉よりも少しヘルシーという利点がありますから、使わない手はないですね
ぜひ、みなさまも米粉を活用してみて下さい
それでは今回は、米粉が原料の乾燥ビーフンを使った『インゲンの焼きビーフン』をご紹介します。
野菜をしっかり摂れるボリュームたっぷりの一品です。
ぜひ作ってみて下さいね