2018/01/30
こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
1月も終わりに近づき、寒さが厳しくなってきました
寒いときは、アツアツの鍋料理に舌鼓を打ちたいですね。
鍋料理に使う冬の味覚のひとつに「アンコウ」があります。
日本では「西のフグ、東のアンコウ」として高級魚の扱いですよね
アンコウは、韓国でもポピュラーな食材です。
主な産地は韓国南東部に位置する慶尚南道(キョンサンナムド)の馬山(マサン)で、ソウルでも馬山のアンコウを売りにしている店が多く存在します。
見た目は厳ついアンコウですが、優しい味のとてもヘルシーな魚
◆低カロリー
可食部分(肝は除く)100gあたり、カロリーは58kcal。
家庭でよく食べられているサケが120kcalなので、低カロリーなのが一目瞭然です
◆高たんぱく質
たんぱく質は卵と同じくらいの量を含みます。内臓、皮膚、筋肉、髪など身体の組織を作るために欠かせないたんぱく質。
近頃流行っている糖質制限ダイエットのエネルギー摂取にも、高たんぱく質な食品が注目されています
◆疲労回復
アンコウの肝には、代謝をアップし、疲労回復に効果があるビタミンB12が豊富に含まれています。
冷えによって代謝が落ちてしまいがちな冬にピッタリの食材と言えますね
韓国のアンコウ料理と言えば、日本と同じ鍋です。
塩味ベースと、唐辛子をベースにした2種のスープがあり、韓国で人気なのはやはり辛い鍋
また、鍋には必ずエボヤというホヤの仲間が入っています。
大きさは2cm程で外皮が固いため、噛み切ろうとすると中からスープが飛び出します。辛さを我慢しながら、口を閉じて食べなくてはなりませんが、それも醍醐味です
そして、もうひとつの代表的な料理は蒸し物で、韓国語で「アグチム」または「アギィチム」と言って、一年中出している専門店があります。

一般的なアグチムは、生のアンコウと、大豆もやし、セリ、ニンニク、長ネギ、唐辛子が入り、口から火が出るくらい辛い味付けです。
アンコウはそのまま食べても良いですし、味のアクセントとしてわさびじょうゆを付けて食べてもおいしいですよ。
特産地である馬山では、干物にしたアンコウを使っていて、干すことで、淡泊な味のアンコウに旨みが加わるのです
とは言え、唐辛子の辛さに慣れていない人にとっては、辛さを調節しないとこの旨みは分からないかも知れません。
韓国旅行が好きな方は、「冬に訪れるのが一番良い」と言います
外気温は氷点下、室内は床暖房でポカポカというような環境で頂くからこそ、冬の味覚がよりおいしく感じられるのですね。
本日ご紹介する料理はすばり「アンコウ蒸し(アグチム)」です。
日本人の口に合うよう、辛さは控えめにしました。
外の寒さで冷えた身体を、温かい部屋と熱く辛い料理で温めて下さいね
普段とは違うアンコウ料理を、ぜひお試し下さい

1月も終わりに近づき、寒さが厳しくなってきました

寒いときは、アツアツの鍋料理に舌鼓を打ちたいですね。
鍋料理に使う冬の味覚のひとつに「アンコウ」があります。
日本では「西のフグ、東のアンコウ」として高級魚の扱いですよね

アンコウは、韓国でもポピュラーな食材です。
主な産地は韓国南東部に位置する慶尚南道(キョンサンナムド)の馬山(マサン)で、ソウルでも馬山のアンコウを売りにしている店が多く存在します。
見た目は厳ついアンコウですが、優しい味のとてもヘルシーな魚

◆低カロリー
可食部分(肝は除く)100gあたり、カロリーは58kcal。
家庭でよく食べられているサケが120kcalなので、低カロリーなのが一目瞭然です

◆高たんぱく質
たんぱく質は卵と同じくらいの量を含みます。内臓、皮膚、筋肉、髪など身体の組織を作るために欠かせないたんぱく質。
近頃流行っている糖質制限ダイエットのエネルギー摂取にも、高たんぱく質な食品が注目されています

◆疲労回復
アンコウの肝には、代謝をアップし、疲労回復に効果があるビタミンB12が豊富に含まれています。
冷えによって代謝が落ちてしまいがちな冬にピッタリの食材と言えますね

韓国のアンコウ料理と言えば、日本と同じ鍋です。
塩味ベースと、唐辛子をベースにした2種のスープがあり、韓国で人気なのはやはり辛い鍋

また、鍋には必ずエボヤというホヤの仲間が入っています。
大きさは2cm程で外皮が固いため、噛み切ろうとすると中からスープが飛び出します。辛さを我慢しながら、口を閉じて食べなくてはなりませんが、それも醍醐味です

そして、もうひとつの代表的な料理は蒸し物で、韓国語で「アグチム」または「アギィチム」と言って、一年中出している専門店があります。

一般的なアグチムは、生のアンコウと、大豆もやし、セリ、ニンニク、長ネギ、唐辛子が入り、口から火が出るくらい辛い味付けです。
アンコウはそのまま食べても良いですし、味のアクセントとしてわさびじょうゆを付けて食べてもおいしいですよ。
特産地である馬山では、干物にしたアンコウを使っていて、干すことで、淡泊な味のアンコウに旨みが加わるのです

とは言え、唐辛子の辛さに慣れていない人にとっては、辛さを調節しないとこの旨みは分からないかも知れません。
韓国旅行が好きな方は、「冬に訪れるのが一番良い」と言います

外気温は氷点下、室内は床暖房でポカポカというような環境で頂くからこそ、冬の味覚がよりおいしく感じられるのですね。
本日ご紹介する料理はすばり「アンコウ蒸し(アグチム)」です。
日本人の口に合うよう、辛さは控えめにしました。
外の寒さで冷えた身体を、温かい部屋と熱く辛い料理で温めて下さいね

普段とは違うアンコウ料理を、ぜひお試し下さい

