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また、ナスラックKitchenには多くの料理レシピを掲載していますので、ブログと合わせてご覧下さいね!

カテゴリ別:キッチン・調理器

低カロリーで低コレステロールな豆乳なら、高カロリーになりがちな濃厚クリームパスタをヘルシーに仕上げることができます。
そこで今回の料理ブログでは、豆乳でも濃厚な仕上がりになるクリームパスタのレシピを紹介したいと思います。

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豆乳をクリーミーな仕上がりにするポイントは、ずばり味噌!
温めた豆乳に味噌を加えると、とろみが付きます。
これは豆腐ににがりを加えると固まるのと同じで、豆乳に含まれるタンパク質に、味噌の塩分がくっついて固まるからです。
さらさらの豆乳が、適量の味噌でとろりとしたクリーム感になるなんてびっくりしませんか。おもしろいですよね。

ちなみにクリームソースには無調整の豆乳を使いましょう。
調味料や添加物が入っていないのが無調整豆乳です。「豆腐が作れる豆乳」と表記があればバッチリです。

今回は具材にキャベツ・ベーコン・シメジを用意していますが、ツナ・ハム・ホウレンソウ・タマネギ・菜の花などでもおいしく仕上がるので、好きな具材でアレンジも楽しんで下さい。

そしてせっかくなので豆乳のヘルシー豆知識をひとつ披露させて下さい。

大豆由来のタンパク質には血液中のコレステロールを低下させる作用があることはご存じでしょうか。

コレステロールは脂質のひとつで健康な体づくりに欠かせません。
コレステロールは細胞膜体の調整をするホルモン脂肪吸収に必要な胆汁酸の材料で、悪いばかりではありません。

しかしこのコレステロール、量が多くなると血管の壁に付着・蓄積してコブを作ります。そのため血液の流れが悪くなって、動脈硬化が進行すると言われています。

そこで大豆タンパク質です。
タンパク質は胆汁酸と結合しやすく、そのまま体外に排出されるので血中コレステロールの低下に貢献しているのです。

そんな中、豆乳は栄養バランスに優れており、大豆由来のタンパク質が実に豊富。コレステロールが気になる方におすすめです。

飲むだけではなく、料理でも気軽に豆乳のヘルシーパワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で豆乳クリームパスタのレシピをチェック!

江戸野 陽子先生

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

料理ブログをお読み頂いている皆様、「タットリタン」という韓国料理をご存じでしょうか?タットリタンはスープもしっかり味わえて、旨辛な韓国スタイルの鶏肉じゃがと言えます。

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鶏肉じゃがと言うと、日本の方にも馴染みがありますよね?そこで今日は、タットリタンについて料理ブログでご紹介したいと思います。

まずは歴史を辿ってみましょう。韓国では朝鮮時代(1393〜1897年)から丸鶏をそのまま煮た鶏肉料理が食べられていました。

唐辛子が料理に使われていなかった頃の鶏と野菜の煮物はしょうゆ、ニンニク、こしょうなどで味付け。調理法としては現在のタットリタンとほぼ同じようです。

このタットリタン、興味深いことに料理名にある「トリ」は日本語に由来している可能性があるそうです。

日本と韓国は近い距離にあることから、お互いの食文化の影響を大いに受けているので、日本語がそのまま使われるケースもあるのです。

ただ、このタットリタンだけは韓国語と日本語の合成語では?という説が広まりました。

タットリタンの名前を細かく分けてみると、下記のようになります。

タッ(韓国語)=鶏
トリ(日本語)=鶏
タン(韓国語)=スープ

しかし今は「タッポックムタン」という名前が一般的になりました。それは、1992年に韓国の国立国語院が、様々な名称を純粋な韓国語に統一しようという政策を取ったためです。ですので、タポックムタンは

タッ=鶏
ポックム=炒め
タン=スープ


という意味になります。
とは言え、料理名は変わっても、おいしさは変わりませんね!

本場の韓国では専門店がいくつかありますが、どちらかと言うと家庭で食べることが多いそうです。そこで最後に「韓国式の鶏肉じゃが(タットリタン・タッポックムタン)」の作り方をご紹介致します。

韓国では辛く味付けしますが、レシピでは辛さを控えめにしました。

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本田 朋美先生

こんにちは!管理栄養士 吉田由子です。

今回の料理ブログは、ライスペーパーの使い方やライスペーパーのアレンジ方法についてご紹介します。簡単ライスペーパーレシピもご紹介していますので、ぜひ最後までお読み下さいね。

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【ライスペーパーとは】
ライスペーパーは、米粉やタピオカでん粉、塩などを原料とし、薄いシート状に加工して乾燥させた物です。ベトナムの北部では「バインダー」南部では「バインチャン」と呼ばれています。
日本でよく見かける丸いライスペーパーは、ベトナム南部のホーチミンなどでよく使用されている物です。

日本に輸入されているライスペーパーは様々な種類があり、丸い物の他、具材を包みやすくした四角い形の物もあります。S盤・L盤など大きさや厚さの違う物も販売されていますので、用途に合わせて選ぶことができます。
ライスペーパーは、水で戻すと皮が透明に透ける特徴がありますので、野菜や魚介類などを巻くと見た目がとても華やかになります。おもてなしにピッタリの食材ですね。

【ライスペーパーの栄養価】
ライスペーパーは、日本食品成分表(2020年版)によると100gあたり339Kcalですので、直径22cm(約10g)のライスペーパー1枚で約34Kcalになります。
ライスペーパーはダイエットに良い!と言われていますが、ライスペーパーそのものは低カロリーではないので食べ過ぎには注意が必要です。
ダイエット中の方は油を使う調理法を避け、包む具材は野菜を多めにしましょう。
また、タレが意外に高カロリーな場合がありますので、付け過ぎにも注意が必要です。

【ライスペーパーの保存方法】
ライスペーパーは冷蔵庫で保存すると乾燥して割れてしまいますので、高温多湿を避けて室温で保存しましょう。
ライスペーパーは水で戻してしばらくすると乾燥して固くなってしまいます。
オーブンシートで包み、さらにその上からラップで包むと乾燥せずに保存できますので、お弁当などに入れてもおいしく頂けます。生春巻きをお弁当に入れるときは、夏場は避けて保冷剤を添えるようにしましょう。
割れてしまったライスペーパーは細かく切ってスープに入れると、もちもちとした食感になりおいしく頂けますよ。

【ライスペーパーの使い方とアレンジ】
ライスペーパーは、必ず使う直前に戻します。
40℃程度のぬるま湯にライスペーパーを浸し、少し固めの状態で引き上げてからまな板や濡れふきんの上にのせて調理します。
ライスペーパーの定番と言えば野菜とエビなどの魚介類を巻いた「生春巻き」ですが、フルーツや生クリーム、あずきあんなどを巻くと華やかなお菓子に変身します。

また、餃子の皮のように具材を巻いて焼いたり、揚げ春巻きにしたり、ピザやガレットの皮にするのもオススメです。
今回ご紹介するレシピは、ライスペーパーと旬のシラスを使った和風ピザです。
ライスペーパーを重ねてピザの皮に見立て、具材をのせてフライパンで焼き上げます。
ライスペーパーは米粉から作られていますので、ライスペーパーのピザは小麦アレルギーの方にもオススメです。

定番のトマトソースやベーコンを使ったピザや、チョコレートやフルーツを使ったデザートピザとアレンジも自在です。とても簡単に作ることができますので、春休みにお子様の好きな具材を使って一緒に作るのも楽しいですね♪

パリパリとした軽い食感で朝食やおやつ、おつまみにもピッタリのピザですのでぜひお試し下さい。

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文部科学省 食品データベース
https://fooddb.mext.go.jp/ (2023.2.18)
ユウキ食品株式会社ホームページ
https://youki.co.jp/ (2023.2.18)

レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でシラスとネギの和風ピザのレシピをチェック!

吉田 由子先生

本日の料理ブログのテーマは「時間栄養学」。ダイエットをしたいけれど思うように痩せない。不規則な勤務のために夜遅い時間に夕食が偏る。朝起きれず、朝食が食べれない。などの悩みはありませんか?そんな悩みを解決してくれる「食べ方の法則」があります。その法則のもととなる考え方が「時間栄養学」です。本日はこの栄養学的視点に立って栄養情報をお伝え致します。

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「時間栄養学」とは体内時計を考慮した栄養学のことです。
地球上の生き物は地球の自転周期に合わせて約24時間の周期リズム(=概日リズム)を備えています。このリズムをコントロールするシステムが「体内時計」です。
私たち人間も例外ではなく、夜になったら眠くなる。朝になったら目が覚める。体温を調節する。ホルモンが分泌されることによる体内調整など、様々な生理現象が体内時計によって調整されていますが、私たちの体内時計は24時間+αと地球の自転よりも少し長いため、リセットをする必要があるのです。

リセットをせずに体内時計が乱れてしまうと睡眠と覚醒のリズムが乱れたり、身体に不調をきたすなど様々な身体的弊害が出てきてしまいます。

体内時計は、大きく分けて「中枢時計」と「末梢時計」の2種類に分類されます。
メインの「中枢時計」は脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)にあり、全身をコントロールする働きをし、朝の日の光によってリセットされます。
サブの「末梢時計」は、心臓、胃、腸、皮膚、血液、筋肉などの臓器や組織に存在し、食事と運動によってリセットされます。

朝ご飯は食べたほうが良い。夜遅い食事は太るなど感覚的に分かっている方は多いと思いますが、ここに時間栄養学が深くかかわっています。

まず、朝に日光を浴びることで、メインの時計がリセットされ、朝食を食べることでサブの時計がリセットされます。
朝食には糖質とタンパク質を合わせて摂取すると良いです。おにぎり、お味噌汁、卵焼きやトースト、スクランブルエッグ、ツナサラダのように主食・主菜・副菜(汁物)をそろえると良いでしょう。

昼食は胃腸の働きも活発になり、エネルギーも使う時間帯なので、揚げ物などを食べたい場合には昼食での摂取がおすすめです。

夜間になると脂肪合成を促進する時計遺伝子BMAL1(ビーマルワン)が活性化するため、夕食に脂質を多く摂ると脂肪をため込み、肥満になりやすいです。
夕食は脂質や炭水化物が多い食事は避け、消化の良い物や野菜を中心とした食事がおすすめです。

「何を」「どのように」食べるかに加え「いつ食べるか」も考慮した時間栄養学、ダイエットや健康維持のためにぜひ、活用してみて下さい。

本日ご紹介するレシピは忙しいときにもさっと作れる、食べるサラダです。
サラダだけですと野菜に偏ってしまい、満足感のなさゆえに、食事時間以外に小腹が空いて、何かをつまみたくなってしまいます。
「サーモンとアボカドのパワーサラダ」はタンパク源、良質な脂質がバランス良く組み合わさっているので、見た目、味わい共に満足感のある料理となっています。
ワンボウルでも満足がいくので、結果、ダイエットにつながるサラダです。ぜひ作ってみて下さい。

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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でサーモンとアボカドのパワーサラダのレシピをチェック!

竹内 ひろみ先生

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