こんにちは。
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
少しずつ暑さが和らぎ、お出かけに良い季節が近づいてきました
そろそろ旅行や行楽などの予定を立てる方も多いことでしょう。
旅行などの際に、その土地の郷土料理に舌鼓を打つのは、至福のひとときですよね
今回は、日本の郷土料理について、基本知識や代表的な物をいくつかご紹介します。
郷土料理とは、その地方特有の食材を用いて作られる伝統的な料理のこと。
私が住む大阪府の郷土料理と言えば「お好み焼き」でしょうか

日本は地理的条件に恵まれ、農産物・畜産物・水産物など食材が豊富。
また、長い間他国との交流がなかったことも、多種多様な郷土料理が発達した理由だと考えられています
日本に根付く郷土料理を7ブロックに分け、北から順に代表的な物をご紹介します。
■北海道・東北ブロック
豊かな自然に恵まれたこの地域は、寒さが厳しく雪深いため、身体を温める汁物が多く伝わっています。
塩漬けの魚と保存が利く野菜を煮込んだ「三平汁(北海道)」、麦やそばで作ったせんべいをちぎって汁物に入れる「せんべい汁(青森県)」、ふわっとした食感が人気の「サンマのすり身汁(岩手県)」などがあります。
■関東ブロック
大都市東京を中心とするこの地域は、農業や漁業も盛んです。
特産品の野菜くわいを使った「くわいご飯(埼玉県)」、房総近海で獲れた魚を活用した漁師料理「さんが焼き(千葉県)」、明治時代に生まれたバランス栄養食「海軍カレー(神奈川県)」などが代表的です。
■中部ブロック
日本の真ん中に位置し、山の幸・海の幸など地域ごとに特色が豊かです。
かつては貴重だった納豆に刻んだ野菜を混ぜて量を増した「きりざい(新潟県)」、お麩や肉を具材としたとろみのある煮物「じぶ煮(石川県)」、米作りが難しい山間部で収穫した麦を麺のようにして、野菜と味噌で煮込んだ「ほうとう(山梨県)」、飼育の盛んな鶏肉をすき焼きのお肉にする「ひきずり(愛知県)」など。
■近畿ブロック
日本の伝統的な文化・産業の拠点であるこの地域は、長い歴史を感じられる料理が多いです。
サバを使ったお祝いの日のお寿司「まつぶた寿司(京都府)」、そうめんを製造するときに切り落とされた部分を活用した「ばち汁(兵庫県)」などがあります。
■中国ブロック
瀬戸内海と日本海に面したこの地域は、新鮮な魚介類が豊富です。
卵を抱えたカニを使ったこくのある味噌汁「親ガニの味噌汁(鳥取県)」、海と山の幸を贅沢に盛り込んだ「岡山ばらずし(岡山県)」、生産量全国1位のカキを使った「カキめし(広島県)」などが代表的です。
■四国ブロック
四方を海に囲まれた温暖な土地で、地場産業が独自に発展しました。
そばの実を塩ゆでして乾燥させた物を米に見立てた「そば米雑炊(徳島県)」、浅い海の岩場に生える海藻「いぎす」を使った「いぎす豆腐(愛媛県)」など。
■九州・沖縄ブロック
特徴的な地形や気候によって、多様な自然環境の中で育まれた料理が多く見られます。
暑い時期でも口当たり良く食べやすい「冷汁(宮崎県)」、自然薯(じねんじょ)と米粉で作るお菓子「かるかん(鹿児島県)」、夏野菜の王様ゴーヤを使った炒め物「ゴーヤチャンプルー(沖縄県)」などがあります。
皆さんがご存知の料理はいくつあったでしょうか
食材の地産地消や、伝統的な食文化を子供たちが受け継いでいくことを意識し、学校給食で郷土料理を出している自治体も多いようです
旅行や行楽に出かける際には、その土地ならではの郷土料理を知り、味わってみて下さいね
今回のレシピは、熊本の郷土料理「いきなり団子」をアレンジした「もちもちいきなり団子」をご紹介します。
「生のサツマイモをいきなり包んで団子にする」ことが名前の由来になっているのだとか。
サツマイモを包む生地をもちもち食感にアレンジし、蒸し立てはもちろん冷めてもおいしく頂けます。
ぜひお試し下さい

管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
少しずつ暑さが和らぎ、お出かけに良い季節が近づいてきました

そろそろ旅行や行楽などの予定を立てる方も多いことでしょう。
旅行などの際に、その土地の郷土料理に舌鼓を打つのは、至福のひとときですよね

今回は、日本の郷土料理について、基本知識や代表的な物をいくつかご紹介します。
郷土料理とは、その地方特有の食材を用いて作られる伝統的な料理のこと。
私が住む大阪府の郷土料理と言えば「お好み焼き」でしょうか


また、長い間他国との交流がなかったことも、多種多様な郷土料理が発達した理由だと考えられています

日本に根付く郷土料理を7ブロックに分け、北から順に代表的な物をご紹介します。
■北海道・東北ブロック
豊かな自然に恵まれたこの地域は、寒さが厳しく雪深いため、身体を温める汁物が多く伝わっています。
塩漬けの魚と保存が利く野菜を煮込んだ「三平汁(北海道)」、麦やそばで作ったせんべいをちぎって汁物に入れる「せんべい汁(青森県)」、ふわっとした食感が人気の「サンマのすり身汁(岩手県)」などがあります。
■関東ブロック
大都市東京を中心とするこの地域は、農業や漁業も盛んです。
特産品の野菜くわいを使った「くわいご飯(埼玉県)」、房総近海で獲れた魚を活用した漁師料理「さんが焼き(千葉県)」、明治時代に生まれたバランス栄養食「海軍カレー(神奈川県)」などが代表的です。
■中部ブロック
日本の真ん中に位置し、山の幸・海の幸など地域ごとに特色が豊かです。
かつては貴重だった納豆に刻んだ野菜を混ぜて量を増した「きりざい(新潟県)」、お麩や肉を具材としたとろみのある煮物「じぶ煮(石川県)」、米作りが難しい山間部で収穫した麦を麺のようにして、野菜と味噌で煮込んだ「ほうとう(山梨県)」、飼育の盛んな鶏肉をすき焼きのお肉にする「ひきずり(愛知県)」など。
■近畿ブロック
日本の伝統的な文化・産業の拠点であるこの地域は、長い歴史を感じられる料理が多いです。
サバを使ったお祝いの日のお寿司「まつぶた寿司(京都府)」、そうめんを製造するときに切り落とされた部分を活用した「ばち汁(兵庫県)」などがあります。
■中国ブロック
瀬戸内海と日本海に面したこの地域は、新鮮な魚介類が豊富です。
卵を抱えたカニを使ったこくのある味噌汁「親ガニの味噌汁(鳥取県)」、海と山の幸を贅沢に盛り込んだ「岡山ばらずし(岡山県)」、生産量全国1位のカキを使った「カキめし(広島県)」などが代表的です。
■四国ブロック
四方を海に囲まれた温暖な土地で、地場産業が独自に発展しました。
そばの実を塩ゆでして乾燥させた物を米に見立てた「そば米雑炊(徳島県)」、浅い海の岩場に生える海藻「いぎす」を使った「いぎす豆腐(愛媛県)」など。
■九州・沖縄ブロック
特徴的な地形や気候によって、多様な自然環境の中で育まれた料理が多く見られます。
暑い時期でも口当たり良く食べやすい「冷汁(宮崎県)」、自然薯(じねんじょ)と米粉で作るお菓子「かるかん(鹿児島県)」、夏野菜の王様ゴーヤを使った炒め物「ゴーヤチャンプルー(沖縄県)」などがあります。
皆さんがご存知の料理はいくつあったでしょうか

食材の地産地消や、伝統的な食文化を子供たちが受け継いでいくことを意識し、学校給食で郷土料理を出している自治体も多いようです

旅行や行楽に出かける際には、その土地ならではの郷土料理を知り、味わってみて下さいね

今回のレシピは、熊本の郷土料理「いきなり団子」をアレンジした「もちもちいきなり団子」をご紹介します。
「生のサツマイモをいきなり包んで団子にする」ことが名前の由来になっているのだとか。
サツマイモを包む生地をもちもち食感にアレンジし、蒸し立てはもちろん冷めてもおいしく頂けます。
ぜひお試し下さい

