こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
ここ数年、日本ではタピオカブームが続いています。
タピオカをミルクティーに入れた、台湾発祥のタピオカティーは女性に大人気

見た目の可愛さやモチモチとした食感で人気のタピオカですが、タピオカが何からできている食べ物なのかは、知らない方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回のブログは「タピオカの正体と栄養価、食事への取り入れ方」についてご紹介します。

キャッサバデンプンをタピオカと呼ぶのは、ブラジルの先住民のトゥピ語で、デンプン製造法を「tipi'óka」と呼ぶことによるそうです。
タピオカは、水分を加えて加熱すると糊化しやすく、抱水力が強いのが特徴。
その性質を生かし、ライスヌードルや冷凍うどんの食感調整のためにも使われています。
もちもちした食感が特徴のブラジル生まれのパン「ポンデケージョ」や、見た目と食感が人気の「白いたい焼き」など、身近な食品でもタピオカは大活躍

近年流行りのタピオカティーに入っているタピオカは、「タピオカパール」と呼ばれる物です。
「タピオカ」は糊化させたタピオカを容器に入れ、回転させながら雪だるま式に球状に加工し、乾燥させた物で、煮戻して利用します。
現在の日本で流通している「タピオカ」は、輸入乾燥タイプ、輸入真空常温タイプ、輸入冷凍タイプ、国産冷凍タイプなどがあるようです。
色は、定番の黒の他に、赤や黄、緑などカラフルなタイプも人気ですよ。
芋が原料で、タピオカの主成分は炭水化物

ご飯やパンと同じく、エネルギー源となる炭水化物が多い食品なので、運動前のエネルギー補給にもピッタリです

組み合わせる食材を工夫すれば、アスリートの補食としても非常に優秀な食材と言えます。
しかし、昨今ブームのタピオカティーは口あたりが良く、ついたくさん飲んでしまいがちなので、一般の方はカロリーオーバーに注意しながら楽しみましょう

タピオカティーを飲んだら食事のご飯を減らし、ソースやアイスなどのトッピングは控えて、なるべく小さいサイズを選ぶなどの工夫がオススメです。
さて、今回のレシピは、ビタミンCとカルシウムがおいしく摂れる「タピオカ入りフルーツラッシー」をご紹介します。
スポーツ前の補食や、成長期のお子さまのおやつにぜひお試し下さい

