こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
10月から消費税の増税が始まり、お菓子などの容量がいつの間にか減っている「ステルス値上げ」という造語が用いられるなど、増税や値上げがボディーブローのようにじわじわと家計にダメージを与えています
そこで、今回のブログは、1年中お安く手に入る「おから」に着目し、栄養価や料理法、保存方法などをご紹介します。
まず、おからがどうやってできるかご存じでしょうか?
おからは豆腐を作るときにできる副産物で、大豆をゆでて絞ったあとに残る物からできています
ちなみに、豆乳に「にがり」を加えて固めた物がおなじみの豆腐です。おからには大きく分けて3種類あります。
生おから
豆乳を絞ったあとに残る搾りかすのことで、最も一般的なおから。
できたて特有の風味が特徴です。
また、水分が多く日持ちしないため、購入後は早めに食べるか、冷凍保存すると良いでしょう。乾燥おから
生おからを日持ちするように加工した物。
水で戻して、生おからと同じように使うことができます。
生おからを買って、自宅で炒って乾燥おからを作るのも良いですね。おからパウダー
最近注目されていて、「おから粉」とも呼ばれています。
乾燥したおからをパウダー状に細かくした物で、ケーキやクッキーなどのお菓子にも使いやすいと人気です。
長期保存が可能で、物によっては半年以上も保存できます。
いつものサラダや味噌汁にかけるだけで、手軽にバランスアップできますよ
乾燥おからと同様に、水で戻して使えば、かさ増し献立にもぴったりおからに含まれる様々な栄養素をご紹介します。
まず注目したいのは、摂取不足が深刻な「食物繊維」。
おからには、水に溶けない不要性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維の両方が含まれています
そして、大豆由来の「たんぱく質」。
豆腐や納豆などの大豆製品と同様に、おからは貴重なたんぱく質源になり、他にも、ビタミンEやカルシウム、カリウム、マグネシウムなどが含まれています。最後に、定番のレシピからアレンジレシピまで、オススメのレシピをご紹介します。
まず定番の煮物は、卯の花とも呼ばれていますね。
食卓に上がる頻度が高いサラダにもよく合うので、おからパウダーをサラダに振りかけたり、生おからをポテトサラダに使ったりするのもオススメです。
また、子供に人気のコロッケやハンバーグ、ドーナツ、パンケーキ、クッキーなどにも使えるので、不足しがちな栄養素を補うことができます
お好み焼き、ニョッキなど、意外な料理にも合いますよ
さて、今回のレシピは、おからを使ったボリュームのある一品、「おからとキムチの炒り煮」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい