こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです

メタボリックシンドローム、体脂肪、中性脂肪、BMIなど、身体の健康にかかわる言葉は皆さんご存じだと思います

体内脂肪に関係の深い用語ですね。
体内脂肪と聞くとあまり良いイメージはないかと思いますが、脂肪は栄養を蓄える貯蔵庫、体温保持、衝撃から身体を守るなど、身体にとってはなくてはならない物です。
しかし、増えすぎてしまうと、体形の問題以上に様々な病気の要因となってしまいます


そもそも、何故、脂肪はついてしまうのでしょうか?
人は食事で得られる栄養をエネルギー源とし、身体を動かしていますが、筋肉や内臓が必要としている以上の栄養を摂ると、それらはいざというときに使うための体脂肪として蓄えられます
また、体脂肪を構成する脂肪細胞は、膨らんで大きくなると分裂をしますが、このサイクルが繰り返されることで、体脂肪はいくらでも増えてしまうのです体脂肪の主な原因は糖質や脂質の摂りすぎですが、今回は「脂質」についてお話していきたいと思います。
脂質は、動物性脂肪と植物性脂肪のふたつに代別されます。
「どちらが健康に良いのか?」と言う二極論になりがちですが、ポイントは油を構成する脂肪酸。
動物性脂肪は、バター、ラード、肉の脂身に代表され、「飽和脂肪酸」と呼ばれています。
一方で植物性脂肪は、オリーブ油、サラダ油、魚油などがあり、「不飽和脂肪酸」と呼ばれています。
どちらも最終的には体脂肪となるため、バランス良く摂取することが基本ですさて、そのなかで「必須脂肪酸」と言って、私たちの身体では合成することができない油をご存知でしょうか
必須脂肪酸には、オメガ6系脂肪酸(リノール酸 ごま油、紅花油など)と、オメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸、えごま油、亜麻仁油、EPA、DHA)の2種類がありますが、近年オメガ6脂肪酸の摂りすぎが問題となっており、オメガ6脂肪酸を減らし、オメガ3脂肪酸を摂ることが推奨されているのです
オメガ3系脂肪酸は酸化されやすいので、生食が適していますよ
オメガ9系脂肪酸(オレイン酸)にはオリーブオイルがあります。
こちらは体内でも合成が可能な脂質ですが、悪玉コレステロールの濃度を減らす働きがあるので、しばしば身体に良い油と取り上げられていますね。
店頭には、様々な種類のオリーブオイルが並んでいて値段もまちまちですが、大きく分けると、エキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルがあります。
エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実の生絞りですので、そのまま生使いが風味を味わう上ではおいしい食べ方です
一方のピュアオリーブオイルは、精製過程でポリフェノールなどが取り除かれているので、風味は劣りますが、酸化しづらくなっているので、炒め物、揚げ物など、火を使う料理に使えます
脂質の特性を知って、上手に使い分けると、おいしさはもとより、健康効果がさらににアップしますよ
さて、本日のレシピは、ヘルシーでお腹満足の食べるサラダ、「ナッツのホットサラダ」をご紹介致します
皆さんも、ぜひお試し下さい