こんにちは、料理家の野上優佳子です。
あっという間に今年が終わってしまいます
毎年、この時期は焦っているような気がします…。
私たちの仕事は、1ヵ月以上前に季節の料理を作るので、おせち料理は10月〜11月に山ほど作ります(笑)。
でも、家のおせちはやっぱり別。
特に我が家は娘が2人いるので、手伝ってもらいながら、食文化として我が家のおせちを伝える、とても大切な年末の家族の習わしのひとつでもあります。
おせち料理は、漢字で「御節料理」と書きます。
文字通り、節句(節日)のための料理で、節句とは、季節の節目となる日のこと。
各地域だけでなく、各家庭によっても違いますが、三つ肴(祝いの肴が3種類)とお雑煮、お屠蘇(おとそ)、お煮しめといったものが典型的なものになり、このほか語呂合わせで、めでたい食材や料理が食されます。
この時期が、おそらく最も昆布の使用量が高い我が家。
「よろこぶ」の語呂合わせで、おめでたい食材です
昆布巻などの料理の他、お出汁でも大活躍で、出汁を取り終った後は、佃煮となって最後まで楽しめます。
この昆布を使った簡単レシピ、ひとつご紹介しましょう
作るのは時間もないし面倒だけれど、少しだけでも手作りのものがあるといいなあ、という方は、ぜひ「タイの昆布締め」を作ってみては?ものすごく簡単で、すごくおいしいです。
鯛と昆布は、まさにおめでたい鉄板コンビ
実はこれ、我が家の娘たちが一番最初に覚えた正月料理。
お正月だけでなく、普段の来客時にも重宝する1品なので、レパートリーに入れておいてソンのないレシピ。
日本酒との相性が、抜群なのです
ひとつひとつ作るのが忙しくて大変!という方は、簡単な物を少しだけ作って、あとはゆっくりと年始を迎え1年の英気を養うのもいいですね。