こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
ここ数年、韓国旅行をする方が急増したと思います。
2泊3日もあれば、十分に楽しめる点が魅力ですよね
現地のお店でご飯を食べる際に、ちょっと気を付けたいのが食事のマナー。
日本とは、全く違った作法がいくつか存在します。
今日は、韓国の食事マナーのひとつをご紹介致します。
韓国料理は、必ずスプーンとお箸がセットになっています。
この点は、和食との大きな違いですよね?
スプーンはご飯とスープ用、お箸はおかずを食べるためのものです。
日本では、ご飯をお箸で食べるため、茶碗を持つのが当たり前ですが、韓国では器を持ちながらの食べ方は、お行儀が悪いとされています
その昔、貴族や王族の上流階級では、足の付いたお膳を使っていました。
お膳に高さがあったため、器を持つ必要がなかったのです。
また、金属製の器を使用していたために、熱いスープなどは手に持つことができませんでした。
逆に、身分の低い人たちは床の上に料理を並べていたので、器を持ちながらの食事でした。
お皿を持たない食べ方は、上流階級から生まれたものなのです。
韓国旅行のときは、意識して器を持たずに食べましょうね。
ご参考までに、韓国では鍋などを小さな器に取り分けて食べるという考えが、ほぼありません。
韓流ブーム以降は観光客が増えたので、取り皿を出してくれる店も多くなりましたが、基本的には食卓を囲んでいる全員が、各自のスプーンを鍋に入れて、そのまま口に運ぶのです。
日本人でこの食べ方ができるようになると、韓国ツウですよ