こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
今年に入ってから、スーパーでとうもろこし茶をよく見かけるようになりました。
韓国でよく飲まれるお茶は、緑茶の他に茶葉を使用しない物も多く存在します
その理由は、朝鮮王朝時代に仏教を排除して儒教を重んじたため、仏教で愛飲されてきた緑茶は、ほとんど栽培されませんでした。
そこで、緑茶に代わるお茶の原料として、穀物・種実・果実・野草・花などが使われたんですね。
本日ご紹介するのは、女性に人気のある韓国伝統茶「五味子茶(オミジャチャ)」です
原料の朝鮮五味子は山地に自生するつる植物で、秋になると実が熟します。
この実を乾燥させた物が、五味子です。
ちなみに、実は生薬なので日本で手軽に購入することはできませんが、加工されたドリンクは韓国系のスーパーで入手できます。
もし韓国で実を購入することができたら、五味子茶を作ってみて下さい!
さっと洗って水に入れ、冷蔵庫で約半日保存すると、水が赤く染まっています。
お好みで、はちみつを加えても。
フルーツを入れてデザート風にしても、おいしいです。
五味子(オミジャ)は名前の通り、5つの味を持つと言われています。
5つの味とは、酸味・苦味・甘味・辛味・塩味のこと。
頂くと、複雑な味わいが分かります。
種をかみ砕くと、苦味が感じられるんですよ。
五味子(オミジャ)の効能は、咳の緩和、疲労回復、滋養強壮、冷え性改善
味も効能も、女性にマッチしていると思います。
本日ご紹介するレシピは、「花餅(ファジョン)」という餅菓子です。
韓国の伝統茶と一緒に、召し上がって下さいね