こんにちは、料理家の野上優佳子です。
夏らしい暑さを感じる日が増してきました
暑くなると、なぜか暑い国の食べ物が食べたくなります
我が家の定番料理のひとつに、「アドボ(adobo)」があります。
ニンニクと粒こしょう、酢をよく効かせた簡単煮込み料理で、フィリピン出身の友人に教えてもらって以来、とても気に入っているメニューのひとつです
元々は、「豚肉や鶏肉、野菜などを漬け汁に漬けた料理」という意味で、酢を加えた調味液に漬けるのが一般的。
フィリピンの代表的な料理のひとつでもあります。
同じ言葉がスペインの料理でも使われていますが、かつてフィリピンはスペインの植民地だった歴史を持っているので、そのルーツはスペインなのかもしれませんね
数多くの島から成るフィリピンは、年間平均気温が26〜27℃の熱帯性気候。
肉をやわらかくしてくれる酢と、コラーゲンたっぷりで疲労回復に効果のあるビタミンAを多く含んだ手羽元で作るアドボは、まさに夏バテ予防にぴったりの1品
暑い国の料理には、暑さに負けない身体を作ってくれる秘密が詰まっているような気がします。