こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
今年の土用の丑の日は、7月27日でしたね。
ウナギを召し上がった方も、多くいらっしゃったと思います
土用の丑の日にウナギを食べる理由は、スタミナを付けて暑い夏を乗りきるためですが、韓国でも同様の習慣があります。
陰陽五行説に基づいた三伏(サンフク)という3日間があります。
初伏、中伏、末伏を総称したのが三伏です。
2012年の初伏は7月18日、中伏が7月28日、末伏が8月7日です。
この日は、夏バテ予防のために滋養食を頂きます。
その代表的な料理が、参鶏湯(サムゲタン)なんですね。
最近、参鶏湯の人気が高まってきましたが、改めて説明させて頂くと、丸鶏のお腹にもち米・ニンニク・高麗人参やナツメなどの漢方素材などを詰め、時間をかけてコトコトと煮込んだスープ料理です。
食べるときは、箸とスプーンを使って身をほぐし、鶏肉に塩・こしょうを付けます。
お店によって、スープに味付けしていない場合がありますので、自分好みに味を調えます。
暑い季節にアツアツの参鶏湯を食べることで、汗を大量にかき、身体がスッキリします。
夏に温かい物を食べることが健康に良いと、韓国では誰もが当然のごとく認識しています。
滋養食として参鶏湯を食べる理由は、使用されている材料が元気になる物ばかり
店によって使用される食材に多少の違いはありますが、代表的な物を挙げますと・・・。鶏肉
高たんぱく質で低脂肪。体力が落ちているときはおすすめめの食材で、気力がアップし、造血にも効果があります。
高麗人参
食品の中でも滋養強壮の効果が高く、食欲不振を改善し、脳の働きも活発にします。
ナツメ
胃腸の働きを整えて気力を補います。造血にも効果があり、精神を安定してくれます。
ニンニク
筋力を作り、病気への抵抗力を付けます。
理にかなっていますよね?
本日は、手軽にできて身体も温まる、鶏粥のレシピをご紹介致します。
鶏のスープが染み込んだお粥は、旨みたっぷりで美味ですよ