こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国には、「ハンアリ」という伝統的な保存容器があります。
土製の素焼きの壺です。
冷蔵庫がなかった時代、大きなハンアリにキムチを詰めて保存していました。
ハンアリの別名は「息をする器」。
表面に細かい空気孔があるため通気性が良く、素材の発酵を助けるため、キムチの保存に適しています。
さらに、土の中に埋めておくと一定の温度が保てるので、天然の冷蔵庫とも言えます。
11月から12月は「キムジャン」と言って、一家総出で越冬用のキムチを漬ける行事があります。
この際、キムチ作りは女性が行ない、庭にハンアリ用の穴を掘るのは男性の役目だったとか。
キムチ冷蔵庫の登場により、大きなハンアリの数はぐっと減りましたが、ハンアリは味噌やしょうゆの保存にも適しているので、使い続けている家庭は少なくありません。
また、小さなハンアリは小物入れや花瓶としても使えます
使い方次第でおしゃれに演出できるので、インテリアグッズとしてもおすすめですよ。
今日はハンアリがテーマだったので、「ニラキムチ」のレシピをご紹介致します。
ニラキムチは、白菜やダイコンのキムチよりも手軽に作れますので、一度お試し下さい