こんにちは、料理家の野上優佳子です。
今年の夏はとても残暑が厳しくて 、体調を崩された方も多いのではないでしょうか
人だけでなく、野菜などの青果も天候によって本当に左右され、今年は年初から野菜高騰のニュース が幾度となくありました
その中で、1年を通じて価格変動の少ない野菜は、家計の強い味方になりますね
「チンゲンサイ」も、そのひとつ。
露地栽培は今が旬ですが、栽培期間が短くて寒さに強いことなどから、1年中安定した供給量を見込める野菜です。
中国原産のイメージが強いですが、実は原産地は地中海沿岸地帯、トルコ高原かバルカン高原と推定されていて、その後中国に渡り栽培化が進んだとみられています
日本の食卓に登場してからは、意外に歴史が浅く、昭和47年(1972年)日中国交回復の頃に日本に導入されたと言われています。
その当時は、青茎パクチョイ、青軸パクチョイなどと呼ばれていましたが、昭和58年に農水省により今の「チンゲンサイ」に統一されました。
栄養価を見ると、ビタミンAを多く含む緑黄色野菜。
栄養的にも経済的にもお得、と言えそうです。
さて今回は、このチンゲンサイをたっぷり食べられるレシピをご紹介します。
カニと干しシイタケとの組み合わせで、旨みも抜群。ぜひお試し下さい