こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
秋になると、ほっこり和菓子が食べたくなる私
サツマイモや栗など、和菓子に適した食材も旬を迎えますよね。
今回のブログは、水ようかんやみつ豆など、和菓子作りに登場する「寒天」についての豆知識をご紹介します。
「寒天」は、天草やおごのりという紅藻類の海藻が原料です。
「寒天」には、主に3種類あります。
・四角い棒状のスポンジのような「角(棒)寒天」
・はるさめのような糸状の「糸寒天」
・白い粉末状の「粉(粉末)寒天」
角(棒)寒天と糸寒天は、屋外で凍結乾燥させて作られることが多いため、天然寒天と呼ばれています。
風味は良いのですが、一晩水に浸け、戻す手間がかかります。
粉(粉末)寒天は、すべてが工場生産のため工業寒天と呼ばれています。
戻す手間がなく、手軽に使うことができます。
我が家では、主に手軽な粉(粉末)寒天を使って和菓子作りを楽しんでいます
「寒天」の主成分は、アガロースなどの多糖類ですので、ほとんどカロリーがなく、食物繊維やカルシウム、鉄分なども含まれています。
「寒天」は、40℃以下に冷やすと固まりますので、常温で固まります。
「寒天」で固めた物は、ゼラチンで作ったゼリーに比べると、さっくりとした仕上がりになります。
さて、秋にオススメの寒天レシピは「いもようかん」です。
食物繊維・ビタミンCがたっぷりで、自然な甘さのヘルシー和菓子です
ぜひお試し下さい