こんにちは!料理研究家のひろろこと、竹内ひろみです。
先日、息子が持って帰ってきた保健だよりの裏面のタイトルが「きちんと噛んで食べましょう」でした。
「噛むことは大切」と分かっていても、なかなか「よく噛んで食べること」が、できていない方も多いのではないでしょうか?
私も、ついつい噛むことを忘れ、なんだか作っている時間のほうが長かったなんてこともあります
何か物足りないような、不満足な結果に陥ることも・・・。
やっぱり、よく噛んで、味わって食べるだけで、食後の満足感が全然違いますよね
「噛む」ことの効用は、満腹感をしっかりと味わえるので、食べ過ぎの予防になる他、口の中の唾液の作用で第一消化になるため、しっかり咀嚼すると胃腸への負担が少なくなります。
また「噛む」という運動は、あごの発達を促す他、脳細胞の働きも活発にするので、小さな頃から「よく噛んで食べる癖」は大切な習慣なのですね
昨今、塩分の過剰摂取から、薄味が良いとされていますが、よく噛むと薄味でも食べ物本来の味が分かるので、濃い味付けにしなくてもおいしく頂けます。
よく噛んで食べるポイントは、調理の工夫と食べ方を意識することです。
おかずを何品か作る際、根菜類などの硬い物を混ぜ合わせたり、少し大きめに切るなど、「噛む」ことを意識した料理を加えましょう。
食事の際は、一口、食べ物を口に運んだら、「噛む」ことを意識して箸を置いてみたり、食べ物の味をよく味わおうと意識を味に向けるなど、ちょっとした工夫で「噛む」習慣が定着します
本日のレシピは、「噛む」ことでより一層おいしさを味わえる「蒸し煮ゴボウのかりっと揚げ」をご紹介します。