本年初めての更新になります。
料理研究家の吉田由子です。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
さて、仕事や学校も始まり、いつもの生活が始まりましたね。
年末年始は、親戚の集まりなどでごちそうを食べたり、お酒を飲んだりする機会が多く、生活も不規則になりやすいので、太る要素が盛りだくさん
年が明けて落ち着いたころ、体重計に乗ってビックリし、ダイエットを始める方も多いのでは!?
そこで、今回は低カロリー食材の代表格「こんにゃく」についてご紹介します。
「こんにゃく」は、サトイモ科のこんにゃく芋から作られます。
プルンとした食感は、こんにゃくに含まれるこんにゃくマンナンと言う食物繊維が、水酸化カルシウムなどのアルカリ性の物質で変化したためです。
芋が原料というと、しっかりカロリーがありそうなイメージがあるのに、低カロリーって不思議ですよね
実は、こんにゃくは90%以上が水分で、残りの主成分であるこんにゃくマンナンは、人間の消化管では消化吸収できません。
そのため、こんにゃくは100gあたり5kcal程度の超低カロリー食材と言われています。
こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれているので、腸内の老廃物を身体の外に排出し、血糖値の上昇を抑えて身体に脂肪を付きにくくする作用が期待できます。
また、こんにゃくは噛みごたえがある食材なので、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食欲が抑えられるという、うれしい効果も
まさに、ダイエットには最適の食材と言えます。
そのため、こんにゃくダイエットと呼ばれる、毎日こんにゃくを大量に食べるダイエットが流行ったこともありましたが、これはかなり危険
こんにゃくは人間の消化管では吸収されない食材のため、大量に食べると腸内にこんにゃくが詰まり、お腹が張って便秘になり、ひどくなると腸閉塞をひきおこす可能性もあります。
極端な食べ方をするのではなく、毎日の食卓に上手に取り入れて、健康的なダイエットにお役立て下さい