こんにちは!
料理研究家の吉田由子です。
寒い日が続くと、つい家の中でテレビを観る時間が長くなってしまいますね
朝の情報番組の料理コーナーで大人気の俳優さんが、和食にも躊躇することなく、豪快に粉チーズをふりかけて料理をするCMが話題になっているのをご存じでしょうか!?
一見奇抜に思えますが、粉チーズを調味料として使うのには、ちゃんとした理由があるんです。
「粉チーズ」は、パルメザンチーズを乾燥させ、粉末に加工した物のことを言います。
イタリアなどの「パルメジャーノ・レッジャーノ」と言うチーズと同じように扱われることもありますが、パルメザンチーズの原料は、アメリカやオーストラリア諸国など、EU諸国以外で作られているチーズを使用しているため、EU諸国の規格基準には適合せず、厳密には同じとは言えません。
日本では、パスタやグラタンにふりかけるくらいの用途でしか出番がなく、いつのまにか消費期限が切れてしまったという経験をされた方も多いのでは!?
実は「粉チーズ」には、昆布に含まれる旨み成分と同じグルタミン酸が豊富に含まれています。
つまり、味噌やかつおだしなどの和の食材とも相性が良く、みそ汁に粉チーズを少量加えると、旨み成分の相乗効果でグッとおいしくなります。
「粉チーズ」を調味料として使ってみると、新しい味の発見があるかもしれません