こんにちは。料理家の野上優佳子です。
明日1月26日は、オーストラリア・デー。
1788年のこの日、シドニー・コーブ(Sydney Cove)にアーサー・フィリップ船長が、初めてイギリスの国旗を掲げたことを記念した、オーストラリア国民の祝日です
北半球と南半球、遠いような気がしますが、オーストラリアを訪れる旅行者数を見ると、お隣のニュージーランドが第1位で、実は日本からの旅行者が第2位。
他国の中でも、身近に感じる国のひとつと言えるでしょう。
畜産が盛んで、海の幸にも恵まれるオーストラリアは、イギリス料理の流れを受けた物(ミートパイやフィッシュ&チップスなど)や、カンガルーやエミュなどを食材としたアボリジニのワイルドな伝統的料理、調味料の「ベジマイト」がすぐに思い浮かびます。
その一方で、特に都市部を中心にフュージョン料理が開花し、成熟しているように思います。
その成長が、ますます楽しみです
さて今回は、オーストラリアの庶民的料理のひとつ、ソーセージロールをご紹介します。
さっくりしたパイにジューシーなポークフィリング、とてもおいしくてビールとの相性が抜群です
レシピの中に登場し、臭み抜きに活躍するハーブが、タイム。
フレッシュの物は、写真のように爪先でこそげるようにして葉と茎を分けます。
薄緑色のやわらかい茎は気にしないでOK。
このタイムが、臭みを消して、おいしさを引き立ててくれるんです