こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国料理は和食と同様に調理方法が様々ですが、紀元前から続いている方法があります。
それは、煮詰めの「煮(ジョ)」と串焼きの「炙(ジョク)」。
紀元前はどちらかの方法で、肉を調理していました
朝鮮半島の北部では、狩猟が盛んだったんですね。
地理的に北部は農耕に適さなかったので、狩猟で食べ物を補充していました。
その後、焼き物の「クイ(灸伊)」が登場
ジョクが串を刺して焼くのに対し、クイは串を使用しません。
材料をそのまま、またはしょうゆダレや、コチュジャンベースのヤンニョムで味付けして焼いた物で、韓国料理には欠かせません。
それは、韓国の伝統的な配膳である飯床(パンサン)から見ても分かります。
焼き物のクイは、一番皿数の少ない、一汁三菜の三楪飯床(サムチョプパンサン)にも入るからです。
焼き物に使用する器具は、網、フライパン、オーブンなど。
網の場合は、焼いた魚や肉などから適度に脂が落ち、香ばしさが加わわって味は格別
ご飯が、よりおいしく感じますね
本日ご紹介するレシピは「サバのヤンニョム焼き」です。
サバを一度焼いてから、コチュジャンベースのたれを塗って、二度焼きしています。
韓国では肉でも魚でもヤンニョム焼きは一般的で、このたれさえ覚えてしまえば、他の食材にも応用できます