こんにちは、料理家の野上優佳子です。
2月の行事と言えば、節分とバレンタインデー
皆さんが、愛いっぱいの素敵な1日を送っていらっしゃいますように!
実は2月には、今は消えてしまった国家行事「祈年祭」がありました。
「祈年祭(としごいのまつり)」とも言い、春を代表するお祭り。
元々は、1年が豊作の良い年になりますように、というお祈りをしたそうです。
収穫を祝う秋の新嘗祭と、いわばセットのような行事でした。
この祈年祭、室町時代には一度廃絶し、その後明治時代に復活したそうですが、今では全国各地のそれぞれの神社で祭祀として行なわれる程度になりました。
ちなみに祈年祭の「年」には、古くは「稲の実り」という意味があったそうです。
先週のブログでご紹介した「事八日」(2月8日)は、農事の始まりを示す日でもあります。
私たちが日々おいしく頂いているお米は、こんな寒い時期から準備が始まり、そして秋に豊かな実りを迎えるのだなあと思うと、改めて感謝!
さて今回は、稲にちなんで、お米がおいしいレシピをご紹介します。
我が家の定番のひとつ、「黒糖いなり」。
黒糖ならではの、優しい深みのある甘みがたまりません。
ぜひお試し下さいね