こんにちは!
料理家の吉田由子です。
昨年から、企業の出張料理教室でお仕事をさせて頂いていますが、教室の様子を見ていると、おなじみのキッチンツールなのに、使い方を間違っていらっしゃる方が多いな〜と気になることがあります。
そのキッチンツールのひとつが、「計量スプーン」です。
「大さじ1杯分量って下さい。」とお願いすると、調味料をざっとすくって手をゆすって余分な分をふるい落としてOK!という方がほとんど。
「だいたい大さじ1杯分」を量っている方が多いんです
まず、粉末状の調味料(塩・砂糖など)や味噌などを量るときは、多めにすくった調味料を平らな物(バターナイフや菜箸などでもOKです)で表面が平らになるようになぞります。
この状態が正しい「大さじ1杯」です。
また、液体の調味料(しょうゆ・みりん・酒など)を量るときは、スプーンに調味料を入れて真横から見たときに表面がこんもりとしている状態(表面張力と言います)が正しい「大さじ1杯」です。
これは、計量カップで調味料などを量るときも同じです。
「調理の基本は、まず計量」と言っても、過言ではありません。
きちんと量ることで、目分量で使いすぎていた調味料が控えられ、その結果、減塩や節約につながるかもしれません