こんにちは!料理研究家の吉田由子です。
5月に入り、いろいろな旬の食べ物が春の訪れを告げていますね
今回のブログは、春を告げる魚『サワラ』の豆知識をご紹介します。
切り身でしか見る機会がないと思いますが、『サワラ』はこんな姿をしています。
写真を見ると分かるように、『サワラ』の名前の由来のひとつとして、お腹の部分が狭くなっているので、「狭(さ)腹(はら)」と名付けられたともいわれています。
ブリと同じく出世魚で、小さいものを関西では「サゴシ」、関東では「サゴチ」と呼びます。
サワラは、魚へんに春と書いて「鰆」と読みます。
旬は春だけかと思いきや・・・
実は、サワラは高速で移動する回遊魚なので、群れが沿岸を通りかかる時期がその地方の旬になります。
『サワラ』には良質のたんぱく質・ビタミンB2・ナイアシンが豊富に含まれていますので、動脈硬化・高血圧の予防、美肌効果などが期待できます。
また、冬から春にかけてはDHA・IPAといった血液をサラサラにする成分が豊富になります。
さて関西では、まさに今が旬の『サワラ』
味が淡泊でクセのない白身魚ですので、洋風のホイル焼はいかがでしょうか。
ぜひ『サワラ』がおいしい時期にお試しくださいね