こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
朝鮮半島で10世紀から14世紀まで続いた高麗時代は、仏教が信仰されていました。
その時代は茶道も発達したのですが、李氏朝鮮時代になると仏教が弾圧され、儒教が台頭したため、お茶の文化が衰退
それに伴い、お茶に代わる穀物や草木などの伝統茶が発達しました。
しかし、もともと朝鮮半島では茶葉の栽培地が限定されていたので、高級茶は中国から入ってきたそうです
韓国では、緑茶を頂くときに、『茶食(タシク)』と呼ばれる茶菓子が付いてきます。
これは、穀物の粉やでんぷんとハチミツを混ぜて団子状にし、木型で抜いた物です。
木型は茶食型と言われる専用の物で、漢字や絵柄が彫ってあります。
完成品を見ると、日本の落雁に近い物を感じますね。
使う材料によって、韓国料理の概念である五色で作ることができます
青 青きな粉
赤 でんぷん(片栗粉など)+いちご粉
黄 きな粉
白 でんぷん(片栗粉など)
黒 黒ゴマ粉
これらにハチミツを混ぜるだけで、おいしいお菓子ができます
そこで今日は、「茶食」の作り方をお伝え致します。
本来は茶食型が必要になりますが、クッキーなどの型抜きでも作れます。
お子さんでも簡単にできますので、ご家族で茶食作りを楽しんでみてはいかがでしょうか