こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では、キムジャンシーズンを迎えました
これは、春までのキムチを漬け込む冬のビッグイベントです。
各家庭では、天気の良い日を選んでキムチ作りが行なわれるため、市場やスーパーに、白菜やダイコンが山積みになっています。
越冬用のキムチを漬けるため、何十株もの白菜を用意するのですが、このとき、キムチに使わないダイコンの葉と白菜の外葉が余ります。
これらを韓国ではウゴジと言います。
これらは、ゆでて使うことが多いです
ウゴジをよく使う料理と言えば、和え物やスープですね。
スープは牛スープや煮干しのだしをベースにし、韓国味噌のテンジャンや、コチュジャン・粉トウガラシなどで味付けします。
味は、ほっこりとする優しい味です
おいしいウゴジスープを出すお店は、全体的な味のレベルが高いです。
ちなみに、ダイコンの葉を干した物は「シレギ」と言います。
このシレギもスープに活用します。
韓国では捨てる物はほとんどなく、保存性を高めて、食べ物を大切にする精神が根付いています。
今日はレシピの前に、ウゴジの下ごしらえの方法をお伝えしますね
塩を加えた水を火にかけて沸騰させ、洗った白菜の外葉を5分程ゆでます。
冷水に取ってざるに上げ、水気を切って下さい。
そのまま料理に使ってもいいのですが、量が多い場合は、小分けにして冷凍して下さい。
日本式の鍋にも応用できるので、おすすめです。
それでは、本日のレシピです。
もちろん、『ウゴジのスープ(ウゴジクク)』です