こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
11月に渡韓した際、南大門市場で盆ざる数枚を買ってきました。
ざるは韓国語で「ソクリ」と言います。
ざるの歴史は古く、統一新羅時代(676-935年)には竹で作った同様の物があったと言われています。
李氏朝鮮時代には、竹の多い南部地方の潭陽(タミャン)を中心に、竹工芸がさらに発達しました
食品を洗って水切りしたり、日に当てて乾物作りをしたりと、使い勝手がいいですよね。
中でも、竹製の盆ざるが一枚あると便利です
例えば、チヂミ作りのとき。
焼いたあとに竹製の盆ざるにのせると、吸湿性に優れているので余分な油を切ることができます。
キッチンペーパーは短時間での油切りには良いのですが、ちょっと長目にのせておくと、チヂミがペタッとして、逆に切った油が戻ってしまいます。
お手入れ方法は、よく洗ったあとに日当たり良好、風通しの良い場所を選んで干して下さい。
しっかり水気を取り除いてこそ、長く使うことができます
余談ですが、韓国でお祝いの席には、必ず多くのチヂミ類を用意します。
今年の旧正月は1月31日。
盆ざるが活躍しますね
今日はチヂミつながりということで、冬の旬であるカキを使った「カキチヂミ」をご紹介致します。