こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネイターの吉田由子です。
風邪やインフルエンザが流行していますが、予防は万全ですか?
予防に、ビタミンCを意識して取っている方も多いのではないでしょうか
ビタミンCと言えば、 「ビタミンCがレモン〇個分」という表示をよく見かけます。
レモン=ビタミンCというイメージが定着していますが、レモンよりもビタミンCを多く含む食品はたくさんありますし、レモンは酸味が強いので大量に食べることは不可能ですよね。
では、どうしてそのようなイメージが定着したのでしょうか?
今回は『レモンの豆知識』についてご紹介します。
『レモン』には、100g中90mgのビタミンCが含まれています。
また、カリウムも豊富です。
レモンはビタミンCがたっぷり含まれているから酸味が強いというイメージがあるようですが、その正体はビタミンCではなくクエン酸という成分が原因です。
実は、100gあたりのビタミンC含有量は、グレープフルーツや柚子の方が多いんです。
レモン=ビタミンCというイメージが定着したのは、今のように食品の栄養成分の分析がされていなかった時代に、レモンが酸っぱくてビタミンCが豊富というイメージが先行したのではないかという説があります。
食品の栄養価を表示するときに、レモンのように身体に良いイメージが定着している物を利用して、「〇〇が☆倍」といった表示にして、栄養が多く含まれているように見せかけている物も多く見られますので気を付けたいですね
ちなみに、国産レモンの旬は冬です。
日本へ渡来したのは明治初期ですが、栽培するための気候が合わず、広島、和歌山、四国、九州などの一部の地域でしか生産されていません。
なんとなく、夏のフレッシュなイメージがあるので意外に感じますね。
国産のレモンは、輸入物と比べて農薬や防カビ剤の使用を控えている物が多いので、皮ごと使う場合は国産の物をよく洗ってから使われることをおすすめします。
それでは今回は、『レモンパスタ』をご紹介致します。
国産レモンを皮ごと使いました。レモンの酸味があとを引くクリーミーなパスタです。
ぜひお試しを