こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国の食堂は専門店が多く、日本の韓国料理店のように、何でも取り揃えている店はあまりありません。
そんな中で、「粉食(プンシク)のお店」があります。
粉食とは小麦などの粉を主原料として作られる料理のこと。
その料理の一部をご紹介します。
チヂミ
本場ではプッチンムゲやジョンと呼ばれています。
一般的なのは海鮮ネギチヂミですが、その他に、キムチが入っていたり、ジャガイモをすって焼きあげたり、緑豆チヂミ(ピンデトック)なども地元民に愛されています。
スジェビ(すいとん)
粉と水を練ってちぎった物をスープ仕立てにしたすいとんです。
韓国では日常的に食べられています。
オーソドックスな海鮮のだしが利いた物の他に、キムチ入り、エゴマの粉をたっぷり使った物もあります。
マンドゥ(餃子)
焼き餃子もありますが、韓国では蒸し餃子やスープ仕立てが多いです。
中身に春雨が入り、独特の食感が楽しめます。
上記以外には、カルグクス(うどん)や、粉物ではありませんが、キムパプ(海苔巻き)をなどもメニューにあります。
粉食店はファーストフードとは異なった軽食店で、様々な物を手軽な金額で食べられるのが魅力。
500円程度でお腹が満たされます
韓国人は一人で食事をする習慣があまりないので、一人旅のときに困るのが食事です。
地方では、二人以上ではないと飲食を断られることも・・・
しかし、粉食店は一人でも比較的入りやすいので、旅行者にとってもありがたい存在ですね
それでは、本日のレシピです。
日本にもある「すいとん」ですが、今回は『キムチすいとん』にしました。