こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
2月に光州(クァンジュ)に行ってきました。
光州はソウルからKTXという韓国高速鉄道で約3時間の距離です
光州は全羅南道(チョルラナムド)に囲まれた広域市で、人口は140万人程。
ソウルよりも規模は小さいものの、光州は芸術とグルメの街と言われていて、オシャレで活気に溢れるミニソウルといった雰囲気でした
グルメと言われる点は、肥沃な湖南(ホナム)平野の恵みである農産物や、全羅南道の西南海岸の新鮮な海産物が手に入るため、食通をうならせる郷土料理が豊富にあるからです。
光州には代表的な五味があります
韓定食
山・畑・海から採れた食材を使い、20品目以上の料理が並ぶ定食です。
他の地域の韓定食と違うのは、塩辛の種類が多く、ガンギエイ(ホンオ)を発酵した物が入ります。
ニオイがきついので好みが分かれるのですが、全羅南道を代表する一品です。麦ご飯
ナムルとコチュジャンを加えてビビンバにしたり、麦ご飯に味噌チゲを混ぜたりして頂きます。
特に無等山(ムドンサン)の物が有名で、山登りをしたあとの麦ご飯は、何よりのご馳走だとか。キムチ
キムチは家庭や地域毎に味が違いますが、光州の物は塩辛やトウガラシがたっぷりと入り、味わい深いです。
毎年10月にはキムチ祭りが開催され、博物館もある程です。鴨スープ
光州は鴨料理が多く、中でもスープが有名です。
鴨は高タンパク質で低カロリー、コレステロールが少なく、不飽和脂肪酸やビタミンA・B2を含むヘルシーなお肉。
鴨スープはエゴマの粉・トウガラシ・セリなどがたっぷりと入り、意外にさっぱりとした味わいです。トッカルビ
包丁でたたいた牛カルビと豚肉・調味料を合わせて練り、餅のように四角に形を整えてから焼いた物。
トッカルビは日本語にすると、餅カルビになります。
韓国版ハンバーグと言えば、イメージしやすいと思います。
光州の方達は、人情に溢れていてそれが料理でも表現されています。
ソウルに物足りなくなったら、ぜひ光州を訪れてみて下さい
それでは、本日のレシピは『韓国ハンバーグ(トッカルビ)』です。
作りやすいように、最初からひき肉を使いました。
普段のハンバーグとは違ったおいしさを楽しんで下さいね。