こんにちは、料理家の野上優佳子です。
ゴールデンウィークから5月末に向けては、春のお出かけや運動会
など、いわゆる家族や友人で楽しむ大人数向けの「行楽弁当」シーズン !
皆さんのご家庭でも、重箱やバスケットが大活躍なさることでしょう
この時期の行楽と言えば潮干狩りも代表的な行楽のひとつ。
貝を拾ったり磯遊びをしたりしながら持参したお弁当や草餅などを食べる風習が、すでに室町時代でも見られたそうです。
家族で食べる行楽弁当の歴史は、とても長いのです
某生活情報誌のアンケートによれば、行楽弁当の「定番の人気おかず」は、卵焼き・鳥の唐揚げ・ウィンナーソーセージ。
主食は、 おにぎり・サンドイッチ・いなり寿司だそうです。
どれも、作り手にとっては作りやすくて、食べる側にはつまみやすい形状で食べやすい、というおかずばかりで納得のランキングです
作る側からすると、普段のお弁当に比べて量が増えるので、なるべく手早く作りたいところ。
同じ主材料と同じ手順でも、混ぜる具を変えるだけでバリエーションがぐんと広がります
例えば・・・。「卵焼き」なら、普通の物に加えて、ウナギ入りでう巻きにしたり、ハムやチーズやパセリを加えて洋風にしたり・・・。
「鶏の唐揚げ」は、普通の物に加えて、ちょっとゴマ衣を付けたり、青のりをふったり、野菜と一緒に甘酢に漬けてチキン南蛮風にしたりするのも良いですね。
ひとつひとつ別のおかずを用意するよりも、ずっと手軽にたくさんのおかずが揃います。
お弁当の用意に忙しくて、出かける前に疲れると楽しめないですよね
さて本日は、『きんぴら稲荷寿司』のレシピをご紹介します。
寿司飯にきんぴらごぼうを混ぜて、揚げに詰めます
いつもの酢飯にちょっと混ぜるだけで、味に広がりが出ますよ。
ぜひお試し下さいね。