こんにちは!
韓国料理研究家の本田朋美です。
韓国では7月中旬から夏本番
湿気が少ないのでカラッとした暑さです。
今日は夏にオススメの韓国グルメをご紹介致します
以前にもブログでお伝えしましたが、韓国にも「以熱治熱(イヨルチヨル)」と言って、熱い物を食べて熱さを治めるという考え方があります。
そこで登場するのがサムゲタン。
7月中旬から8月中旬にかけて、暑気払いに滋養食を食べると言う「伏日(ポムナル)」が3日間あり、この日はアツアツのサムゲタンを食べて、夏バテを予防します。
サムゲタンはヒナの丸鶏のお腹に、高麗人参、ナツメ、ニンニク、もち米などが詰めてありますが、これらが体の調子を整え、スタミナアップに働きかけます。
冷たい物ですと、デザートのパッピンス(かき氷) 。
かき氷の上に、あずき、餅、フルーツ、アイスなどがトッピングされています
そして冷麺。
本来は暖かいオンドル部屋(床暖房の部屋)で頂く冬の料理ですが、やはり夏になるとお店で飛ぶように売れます。
冷麺には、スープのある水冷麺と、お酢を加えたコチュジャンベースのたれがかかったビビン冷麺(スープ無しの混ぜ冷麺のこと)の二種類があります。
水冷麺は牛ベースのだしに水キムチの汁を合わせたスープで、すっきりとした味わいが人気です。韓国では、ビビン冷麺の方が好まれているようです。
冷麺の他にも冷たい麺料理がいくつかあります。
豆乳麺(コングクス):豆乳ベースのスープに素麺を入れた物。お好みで、白菜キムチを加えます。
水キムチ麺(トンチミククス):水キムチをスープにした素麺。たくさん水キムチを作っておけば、素麺をゆでるだけでさっと食べられます。
酢鶏湯(チョゲタン):鶏で取っただしにお酢を加えた、酢鶏湯という冷たいスープがベースになっています。使用する麺は、冷麺用の麺でも、素麺でも、お好みで
キムチスープ麺(キムチマリグクス):白菜キムチを浸けたときに出る汁と牛肉ベースのダシを合わせたスープに、素麺を入れています。麺の代わりに冷やご飯を加えてもいいですね
また、韓国にも「そば料理」があります。
そこで本日は「ビビンマッククス」と言う「辛味そば」をご紹介します。
本来はスライスした牛肉のかたまりが具になりますが、手軽に作れるようにしゃぶしゃぶ用の牛肉を使いました。野菜たっぷりなので、辛味がやわらいでおいしく頂けますよ