こんにちは、料理家の野上優佳子です。
いよいよ夏休み
子供たちにとってはワクワクの毎日ですね!
・・・とは言え、夏休みの間は給食がないので、ママは毎日のお昼ご飯やら、お出かけやら、夏休みの宿題 やらと、実は普段の日よりもずっと忙しかったりします
子供が低学年だと、結構時間がかかって悩む宿題が、自由研究。そこで、ぜひ親子で楽しめるアイディア をひとつご紹介します。
夏休みのお昼ご飯には丼物や麺類などの一品料理が大活躍しますが、一品物の定番のひとつ、 「焼きそば」を使って実験をしてみましょう。
<用意する物>
かんすい入りの中華蒸し麺、紫キャベツ、レモン、水またはお湯
紫キャベツをざくざく細切りにする。
フライパンに水またはお湯を入れて沸騰させ、紫キャベツを加える。
お湯に紫色が十分溶け出したら、麺を加える。混ぜているうちに緑色に!
⇒ここでソースを加えると、もとの色に戻ります。
緑色の麺にレモンをふりかけると、今度は「ピンク色」になるよ緑色の焼きそば
なんだか楽しそうでしょう?
これは、食品の酸性とアルカリ性と性質を利用した実験です。
紫キャベツの紫色は、ブルーベリーなどにも含まれる「アントシアニン」と言う色素。
中性のときは紫色ですが、酸性が強くなると赤色に、逆にアルカリ性が強くなると青色になる性質があります。
麺に含まれる「かんすい」はアルカリ性物質と組み合わせることで、様々な色の変化を目で確かめることができる、というわけです。
ちなみに、かんすいが水に溶け出した麺にカレー粉を加えると、麺が赤くなるんです!これもカレー粉の黄色が酸性アルカリ性にとって変色するためです。
実はこれ、10年以上前にとあるテレビ番組に出演させて頂いたときに、麺が赤くなることを知らずにカレー風味焼きそばを生放送で作っていて、麺の色がどんどん変わってきて、麺は赤いが私の顔は真っ青に というハプニングがあり…。
その経験から、焼きそばでの変色実験を知ったのでした。今では楽しい思い出です
さて今回は、しょうゆ味の「しょうゆ焼きそば」をご紹介します。すっきりしていて香ばしい風味は、ソース味とは全然違うおいしさが楽しめます。焼きそばのバリエーションも広がるので、ぜひオススメです。お試し下さいね。