こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
少しずつ日が短くなり、秋の訪れを感じますね
近年は残暑が厳しく、私の住む大阪では10月の初旬まで気温の高い日があります。
今の時期は、ホッとして夏の疲れが出やすくなります。
そこで今回は、『夏の疲れを取る栄養素の組み合わせ』についてご紹介します。まず、夏の疲労(夏バテ)の主な原因です。
冷たい物を食べ過ぎ、食欲低下などによる食生活の乱れ
外気と冷房が効いた室内との温度差による自律神経の乱れ
紫外線による活性酸素の影響
熱帯夜などによる睡眠不足
上記1〜4の体調不良や休暇中の生活リズムの乱れからくるストレス
次に、夏バテを解消する栄養素の組み合わせです。
糖質の代謝を助ける「ビタミンB1」とビタミンB1の吸収を助ける働きのある「アリシン」の組み合わせ
[例] 豚肉(ビタミンB1)+ニンニクやタマネギ(アリシン)・豆腐(ビタミンB1)+青ネギ(アリシン)
活性酸素の発生を抑制する「たんぱく質」+「ビタミンA+C+E」
[例] カボチャ(ビタミンA・C・E)+鶏ひき肉のあんかけ(たんぱく質)など
その他にも、身体を温める食材(ショウガ・ニンニク・トウガラシ・シナモン)などを取り入れて身体の冷えを解消することも大切です。
疲労回復やダイエット、老化防止など様々な健康に関することに共通することですが、「これを食べれば必ず!」という食品はありません。
バランスが大切です。
食事療法に即効性はありませんが『食べた物から身体は作られる』ので、日々の心がけが心身の健康につながっていくことと思います
さて、まだまだ気温が高いこの時期には、キッチンに立つ時間は短い方がありがたいものですよね。
「作りおきできるおかずの素」をまとめて作っておけばとても重宝します
今回は、消化が良く、疲労回復効果の期待ができるビタミンB1が豊富な豚ひき肉、その吸収を助けるアリシンを含むニンニクを使った肉味噌たっぷりの野菜と炒め合わせた『肉味噌キャベツ炒め』をご紹介します。
味噌とニンニクの香りが食欲を刺激し、ご飯がすすむ一品です。ぜひお試し下さい