こんにちは、料理家の野上優佳子です。
寒さがますます身にしみてくる季節になりました
もうすぐ節分ですね。
節分と言えば豆まき。
日本では「厄除」の意味を持っていて、『豆』が大活躍する日でもあります。
その他、おめでたいときに赤飯を炊いたり、おせちにも豆を炊いたりと、豆は古くから様々な場面でとても縁起の良い食材として重用されてきました。
実は、日本以外にも豆を縁起食材として用いる食文化があります。
例えばイタリアのモデナという地域では、年越しに「コテキーノ」という腸詰めを乾燥させた、大ぶりのサラミソーセージを食べる習慣がありますが、ここに付け合わせとして欠かせないのが、 レンズ豆です。豆の形がコインに似ていることから、 「福を呼ぶ」「お金に困らない」と言うのだとか。年越しソバのように、深夜0時 のカウントダウンを待ちながら頂くそうです
アメリカ南部では、「元旦に粗末な食事をするとその年は貧しい食事をとることになる」と言われ、お正月の食卓に欠かせないのがブラックアイドピー(黒目豆)。
こちらも、形がコイン に似ていることから富を示す縁起食材となっています
日本では豆は甘く煮て食べることが多いですが、世界各国様々な味わい方があります。栄養価が高く食物繊維が豊富、そして保存性も高い豆、いろいろなお料理で楽しみたいですね
さて今回は、ひよこ豆を使ったレシピをご紹介します。
『ファラフェル』と言う中近東ではとてもおなじみの豆のコロッケで、ベジタリアンにも大人気。ピタパンなどに挟んで食べたりします。難しそうに見えてとても簡単に作れるので、ぜひお試し下さいね。