こんにちは。料理家の野上優佳子です。
代表的な夏野菜「とうもろこし」は、我が家の子どもたちの大好物。
夏には、ゆでたてをフウフウ言いながらかぶりつきます。
とうもろこしで思い出すのが、子どもの頃に青森の祖母が「きみ」と呼んでいたこと。
津軽弁でとうもろこしは「きみ」と言うのですね
青森だけでなく、呼び名は全国各地で違うようで、「とうきび」「とうみぎ」「なんば」など、実に200を超える呼び名があるのだそう。なかなか面白い野菜です。
その種類も豊富で、最近は白いとうもろこしも見かけるようになりました。
とうもろこしは日本のみならず世界各国で食されていて、世界3大穀物のひとつ。
食料のほか、家畜の飼料や植物油、コーンスターチの原材料、バイオエタノールといった工業用原料など、幅広い利用価値のある食材でもあります。
とうもろこしにはヒゲがありますが、これはめしべ。
このヒゲの数だけ粒がついているので、ヒゲが多いものほど粒が多い、ということになります。
このヒゲも食べられます。
茶色い部分を除いて、薄緑っぽい部分だけを刻んで、スープなどに入れてもおいしいんですよ
ちなみにヒゲを乾燥させたものは「南蛮毛」として漢方にあり、利尿効果があることから、煎じて飲むとむくみがとれる、と言われています。
さて今回は、とうもろこしのおいしいゆで方をご紹介。
水からゆでて、ゆで過ぎないのがコツ。
プチンとはじける歯ごたえとジューシーな甘みが味わえますよ!