こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
4月は新しいスタートを切る方が多い季節です
進学や就職をきっかけに一人暮らしを始める方も多いのではないでしょうか?
そこで今回のブログは、お安く買えて日持ちがして栄養豊富な、一人暮らしの冷蔵庫に欠かせない『卵』についてご紹介したいと思います。
一般的にスーパーで『卵』として売られているのは、鶏卵(けいらん/にわとりの卵)です。
卵には、良質のたんぱく質やビタミンA、B2、D、鉄分が豊富に含まれているため、よく「卵は完全食品」と言われます。
しかしこれは、すべての栄養素が含まれている「完全な食品」といったことではなく、卵に含まれているアミノ酸が理想的なバランスで含まれているという意味から、「完全食品」と言われているのです。
事実、卵にはビタミンCと食物繊維がほとんど含まれていません。
卵に不足している栄養素を補うために、イチゴやオレンジなどの果物やほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜を合わせて摂ると良いでしょう。
卵は冷蔵庫で保管する場合、採卵日から最長20日程度日持ちします
購入した際に入れられている卵ケースには、「生で食べることができる目安」が書かれてありますので、過ぎてしまった場合は必ず火を通してから早めに食べるようにしましょう。
卵は、卵黄(黄身)と卵白(白身)に分かれていることはご存知かと思いますが、それぞれに違った特性を持っています
卵黄は読んで字の通り、黄色、またはオレンジ色をしている円形の物で、卵白に比べもったりとしてコクがあります。
カスタードクリームや卵黄マヨネーズなどの原料になったり、スイートポテトやパイの照り出しに使われたりします。
卵白は卵黄の周りを取り囲む透明な物で、サラリとしており、泡立てるとクリームのようにフワフワになる特徴があります。
お菓子のレシピ本などに、「メレンゲを角が立つまで泡立てる」という工程が書かれていることがありますが、これは卵白を泡立て器でフワフワに泡立てた物です。
「角が立つ」とは、下の写真のように泡立て器で持ち上げるとメレンゲがピンと角のように立つ状態のことを指します
卵白がフワフワのメレンゲになる原理は、卵白に含まれるたんぱく質が空気を抱き込んで細かい泡状になることと、空気にふれることでたんぱく質が変性し、膜状になって泡を安定させる二つの働きによるものです。
砂糖を加えたメレンゲはケーキやスフレなどのお菓子に使い、砂糖を加えずに泡立てたメレンゲはチャーハンにかけたり、スープに浮かべたりと様々な料理に使うことができます。
卵は全卵(卵黄と卵白)、卵黄のみ、卵白のみと、様々な形でお料理に使える食材です。
今まであまり料理をしてこなかった方も、ぜひ卵を使って料理にチャレンジしてみてはいかがでしょう
それでは、今回は卵を使ったフワフワの『スフレパンケーキ イチゴソース添え』をご紹介します。
メレンゲを使って焼き上げたパンケーキは、ふんわり軽い舌触りです。
電子レンジで作れるイチゴソースをかけたかわいらしいお菓子は、おもてなしにもオススメですよ
ぜひ、作ってみて下さいね