こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
5月に入り、新生活も少し落ち着いてきた頃でしょうか
この時期は、5月病(ごがつびょう)に悩まされている方もいらっしゃるかも知れません。
5月病とは、新しい環境に適応できず、眠れなくなったり、食欲がなくなったりする症状の俗称です
大好きな物やおいしい物を食べることで気分をリフレッシュさせたり、旬の食材を食べて不足している栄養分を補ったりすることでその症状が改善すると言われています
食生活を整えて、5月を元気に乗り切っていきましょう
さて、先月から「進学や就職をきっかけに、一人暮らしを始めた方を意識した豆知識やレシピ」をご紹介しています。
今回のブログは、話題の「作り置き」についてご紹介したいと思います
「作り置き」とは、保存に適した料理をまとめて作っておき、冷蔵庫や冷凍庫で保存して後日活用し、毎日の料理作りの負担を軽くする料理です。
いわゆる常備菜のことを指します
「作り置き」にはポイントが3つあります保存に適した保存容器を選ぶ。
保存容器はしっかり密封できる、ほうろうやステンレス、ガラス製の物を選びましょう。
↓下の画像の中では、左側がガラス製、右上がほうろう製です。
右下のプラスチック製の物は冷めにくかったり、容器に匂いが移りやすかったりするので、あまり「作り置き」には適しません。
その点、ほうろうやガラス製は熱伝導が良く、匂い移りもしにくいため、作り置きを入れるのに最適です。
冷蔵庫に入れたときに熱伝導が良いと早く冷やすことができるので、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
また保存容器には、料理を作った日付けを油性マジックで書き込んでおくと良いでしょう
ほうろうやガラス製の容器なら、油性マジックで書いてもウレタンスポンジできれいに消すことができます
保存するときは衛生面に気を付ける。
保存容器は必ず、事前に熱湯消毒などで消毒をしてから使用しましょう。
熱湯消毒の方法は、容器に熱湯を8分目まで注ぎ、湯を捨てて乾いたふきんやキッチンペーパーに伏せて自然乾燥させます。
こうすることで雑菌の繁殖を防ぎ、食材が腐りにくくなります
また冷蔵庫内も消毒用のエタノールなどで常に清潔に保ちましょう。
消毒用エタノールは、ドラッグストアなどで手に入れることができます。
1本あると重宝しますのでぜひ常備してみて下さい。
また、料理は完全に冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
熱々のまま冷蔵庫に入れてしまうと、庫内の温度が上がり、他の食材が腐りやすくなります。
特に夏場は、他にも開閉時間を短くし、冷蔵庫内の温度を上げないように注意しましょう。盛り付けの際にも気を付けること。
料理を器に盛り付けるときに使う箸やスプーンはきれいに洗った物を使い、盛り付け終わったらすぐに冷蔵庫に戻しましょう。
使い残した分や、食べ残った分は腐りやすいので、保存容器に入れた物に戻してはいけません。
また空気にできるだけ触れないようにすることも料理を長持ちさせるポイントです。
以上のポイントを押さえて、週末などに1週間分の「作り置き」をしておくとあとがとても楽になります。
ぜひ「作り置き」生活を始めてみて下さいね
それでは、今回はそのまま食べても、パスタやサラダに入れてもおいしい作り置きおかず『ピーマンの和風オイルマリネ』をご紹介します。
材料はたったの3つです
とても簡単に作れるので、ぜひお試し下さい