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こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

韓国は分かち合い文化ゆえに、食事やお酒を大人数で共に楽しむことを大切にしています。
日本もその点は同じですが、韓国ではとりわけ個食を嫌うため、どうしてもお酒を飲むとなると宴会になることが多いです絵文字:あせあせ


韓国における宴会の歴史は、高麗時代の1124年に中国の宋で刊行された「宣和奉使高麗図経(せんわほうしこうらいずきょう)」から知ることができます。
宣和奉使高麗図経によると、当時交易のあった宋の使節が、高麗人が設けた酒席で接待を受けたことが記録として残っています。

またこの時代は、現在の居酒屋にあたる公設酒幕(チュマク)が開設された時期でもありました絵文字:ほっとした顔

高麗時代は宋以外にも、元(げん)や日本との交易も活発だったため、貨幣の使用と流通を促進する方法のひとつとして、現在の北朝鮮にある開城(ケソン)に、左右酒店(チャウチュジョム)という公設酒幕を開いたのが居酒屋のはじまりだと言われています。


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国内の主要な通りにあった酒幕は、主に旅人向けの居酒屋とし営業しており、宿泊も可能な施設でした。
その後、地元の人の間でも酒幕でお酒を飲む習慣が広まっていきます。
禁酒令が布かれたこともありましたが、酒幕は李氏朝鮮時代も受け継がれ、特に後期になるとその数が増えました。

高麗時代の酒幕は広い板の間に酒瓶がきれいに並び、美しくて若い女性が客にお酒を振る舞うといった高級感のあるものが多かったのですが、朝鮮時代になるとバーカウンターのような木の板を設置したシックなスタイルの店が増えていったそうです。

しかし、時代とともに居酒屋と宿泊所が別々の店が主流になり、昔ながらの宿泊ができる酒幕の数は徐々に減少していったのです。


韓国内で現存する最古の酒幕は、慶尚北道(キョンサンプクド)の醴泉(イェジョン)郡にある三江酒幕(サムガンチュマク)で、オーナーの他界により2005年に一度閉鎖されましたが、2009年に村人の手によって再開され、今では観光名所になっています絵文字:笑顔
当時の面影を残すものの、現在は宿泊することはできません。

とは言え、現在の韓国には酒幕以外にも宿泊でき、食事も可能なゲストハウスが多くあります。
お酒を飲めるところもあるようなので、現代版酒幕といった感じでしょうか絵文字:ほっとした顔絵文字:ピカピカ
こういった場所を拠点にしながら、韓国旅行を楽しむのも良いですね絵文字:ひらめき

それでは、本日のレシピはお酒のおつまみとしておすすめの「ジャガイモのコチュジャン炒め煮」です。
ピリ辛なので、ビールやマッコリと合います。
もちろん、ご飯のおかずにも良いですよ絵文字:うまい!
ぜひ作ってみて下さい。


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レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」でジャガイモのコチュジャン炒め煮のレシピをチェック!

本田 朋美先生

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