こんにちは!料理家のひろろこと竹内ひろみです。
私たち日本人の食卓に欠かせない料理と言えば、味噌汁を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
我が家の子供たちは味噌汁が大好きで、1日1回は食べたいとリクエストされる程です
今年の夏は海外旅行に行きましたが、現地で味噌汁を食べられなかったせいか、帰りの機内で味わった味噌汁に、ほっとしました
数日間とはいえ、慣れ親しんだ物を食べられなくなると、急に恋しくなるものですね
さて、そんな味噌汁は古くから、食べておいしいだけでなく、体に良い効果をもたらす料理として重宝されてきました
味噌汁の要である味噌は、健康にまつわることわざがいくつもあることからも、体に良い食品として活用されています。
味噌は、醸造する過程で原料の大豆にはないアミノ酸やビタミン類が生成され、大豆そのものよりも栄養価が高くなります。
もちろん味噌汁には具も欠かせません。
具材に季節の野菜を取り入れれば、ビタミン、ミネラル類の他、それぞれの季節に補いたい栄養素を自然と摂ることができ、また海藻類にはミネラル分が多く含まれているため、代謝を活発にする働きが期待できます。
このように、味噌と具の相乗効果により、体にとってうれしい効用が生まれるのです
また、食育という視点から見ても、味噌汁は日々の食事に取り入れて欲しい料理です
材料を切る、煮るといった調理工程を学ぶだけでなく、その時々の季節に合わせた野菜を使うことで、食材の旬や栄養素を子供たちに伝えることができます
さて、皆さんは味噌を購入するとき、何を基準に選びますか?
私は味噌を手作りすることもあるので、購入するときには、その製法が気になります
味噌は、本来1年くらいの熟成期間を経て作られるものです。
四季の移り変わりとともにゆっくりと熟成される天然醸造の味噌は、長い時間をかけることで塩辛さがまろやかになり、奥深い味へと変化します。
一方、速醸味噌という添加物を加えて短期間で作られた物は、天然醸造の物に比べると、熟成期間が短い分、栄養面や風味が劣る物が多いのです
もちろん、手間や時間をかけて作られた物の方が高価ですが、体に良いと思って使う調味料は、少々高くても品質を重視して選んだ方が良いのかな?と私は思います
味噌を購入する場合は、国産大豆、国産米、天然醸造、長期熟成、無添加などの表示を気にしながら、選んでみるのもおすすです。
今年の初めに仕込んだ我が家の味噌は、熟成が進んでだんだんとおいしさが増してきました。
もう少し秋が深まったら、そろそろ食べ始めようと今から楽しみです
さて今回は、「季節野菜のゴマ風味味噌汁」をご紹介します。
秋に旬を迎える野菜をたっぷり加えた味噌汁です。
朝晩の冷え込みで冷たくなった体を、ほっと温めてくれますよ
ぜひお試し下さい