こんにちは!
管理栄養士/フードコーディネーターの吉田由子です。
3月は年度の変わり目ですね
学生の方は4月から新学期、仕事をしている方は区切りを付ける業務に追われるなど、何かと忙しいものです。
この忙しい時期を乗り切るために、疲れやストレスを解消しようと栄養ドリンクのお世話になる方も多いのでは
コンビニやドラッグストアでは、様々な栄養ドリンクが店頭に並んでおり、中には1本1,000円以上する高価な物も!
栄養ドリンクは、「高ければ高い程効果がある!」、「飲めば飲む程元気になる!」と思い込んでいませんか?
体のために良かれと思って飲む栄養ドリンクが、飲み方によっては体に負担をかけてしまう場合があるのです。
今回は「栄養ドリンクの注意点」についてご紹介します。
栄養ドリンクは大きく分けて、医薬品・医薬部外品・清涼飲料水の3種類に分かれます。
「医薬品」は薬事法で規制されているため、薬局・ドラッグストアなど薬を取り扱うお店でのみ購入が可能です。
臨床試験のデータや成績をもとに国に承認された成分が入っており、回復や予防についての効能をラベルに記載できます。
「医薬部外品」は薬事法にかかわり、医薬品に準ずるとされているものの、販売規制はないためスーパーやコンビニでも購入が可能です。
「医薬品」に比べて効能は穏やかですが、その分副作用の危険も少ないとされています。
「清涼飲料水」はジュースなどと同じ食品衛生法にかかわり、疲労回復などの効能をラベルに記載することはできません。
これらの区分は、商品のラベルに記載があるので、購入するときは一度確認してみて下さいね
栄養ドリンクは種類によって値段に差がありますが、これは含まれている成分と含有量の違いです。
高価な生薬が多く含まれている物程、値段が高くなる傾向があります。
高価な栄養ドリンクは、1本飲むだけで誰でも疲れが取れて元気になるように思われがちですが、自分の体質や症状、体の状態に合った物を選ばなければ、逆に負担をかけてしまいます。
例えば、風邪をひいたときに栄養ドリンクと風邪薬を一緒に飲む方がいらっしゃいますが、これが危険です
栄養ドリンクに含まれるアルコールと風邪薬に含まれる成分は、ともに肝臓で分解する成分のため、肝臓に負担をかけてしまうことがあります。
また、カフェインを含んだ栄養ドリンクは、カフェインの覚醒作用によって睡眠が妨げられてしまいます
風邪薬と一緒に飲む栄養ドリンクは、ノンアルコール・ノンカフェインの物を選ぶと良いでしょう栄養ドリンクを飲むとすぐに元気が出るように感じるのは、アルコールとカフェインの覚醒作用によるものだとされています。
栄養ドリンクの疲労回復効果は、あくまで一時的なものです。
疲労や体調不良を根本から解消するには、十分な休息や栄養摂取が欠かせません。
疲労感が慢性的に続く場合は、思わぬ病気が隠れている可能性もありますので、医療機関への受診をおすすめします
さて今回は、「グリーンアスパラガスのチーズフラン」をご紹介します。
フランとは、洋風茶碗蒸しのこと。
まだ寒さの残るこの時期にぴったりの、あったかくてほっとする一品です。
グリーンアスパラガスには、疲労回復効果が期待できるアミノ酸「アスパラギン酸」が多く含まれています
おいしくごはんを食べて、疲れを吹き飛ばしましょう
ぜひお試しを!