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本田 朋美先生のブログ

こんにちは!韓国料理研究家の本田朋美です。

2月に、韓国最南端に位置する済州島(チェジュド)に行ってきました
済州島は、ソウルから約450km離れた離島。
付近の島々と合わせて済州特別自治道という行政区を構成しています。

15世紀初頭までは耽羅(タムラ)という王国で、その後李氏朝鮮と併合。
日本の沖縄と境遇が似ていますね。

済州島には「三多島(サムタド)」という別名があり、島の名物に「石」「風」「女性」の3つが挙げられることに由来するそうですenlightened

石は、島の中心にある漢拏山(ハルラサン)が噴火し、火山岩で島が形成されたことから。
韓国本土とは違い、家の周囲を石垣で囲っていることや、「トルハルバン」というお爺さんの姿をした石像がところどころにあり、島の守り神として祀られていることも関係しているようです。

風は、一年を通して海風が強く吹いていることから。
韓国内でも南に位置し、比較的温暖な気候ですが、強風により気温が高くても肌寒く感じる程です。
私が滞在したときも風は吹き続け、帰国日の飛行機が、強風で欠航になるアクシデントに見舞われました

女性は、済州島の女性はとても働き者で、海女を生業にする方が多いことから。
海女さんをはじめ、漁業が盛んな済州島の海産物は本当に新鮮で、現地で頂いた料理はどれもうなる程のおいしさでしたyes
見た目がシャコのような蒸し海老、太刀魚の塩焼き、ウニ入りワカメスープなど、思い出すだけでまた食べたくなる料理の数々

そして、新鮮な海鮮料理の中でも、一番印象に残ったのが水刺身(ムルフェ)です。
私が韓国旅行を楽しむようになってから25年程経ちますが、なぜかこれまで食べる機会に恵まれませんでした。

水刺身は、生野菜と刺身を、酸味の利いた甘辛い冷汁に浸して頂く料理です。
もとは韓国南東部の釜山(プサン)周辺で生まれた料理で、のちに済州島にも伝わったとされています。

使用する海鮮は白身魚を中心にヒラメ、スズメダイ、ヤリイカ、アワビなど。
生野菜と刺身の他、冷汁の中にそうめんやご飯を入れると、この一品だけで満足できる食べ応えになりますよ
私が訪れた2月は、まだまだコートが手放せないくらいの寒さでしたが、冷汁の中には氷が浮かび、キンキンに冷えた水刺身の味に、大感激しました

日本人にはあまり馴染みがなく、味も想像がつきにくいかと思いますが、ちょっと変わった韓国料理を食べたいという方にオススメです
そこで今回は、「水刺身(ムルフェ)」をご紹介します。
作りやすいように刺身はタイ、生野菜は年中手に入る物を選びました。
暖かい部屋で冷たい料理を頂くちょっとした贅沢を、ぜひお試し下さい



レシピ検索サイト「ナスラックKitchen」で水刺身(ムルフェ)のレシピをチェック!

本田 朋美先生

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